【山県有朋①】(長州)
~引き続き「超然主義」~
・第1回総選挙
⇒男子・25歳以上・15円以上納税
⇒国民に占める選挙民の割合は1.1%
・教育勅語
⇒「忠君愛国」
⇒内村鑑三不敬事件
・壬午事変(朝鮮で勃発した軍乱1)
⇒親清派の大院君が、
親日派の閔妃に対して
起こしたクーデター
・甲申事変(朝鮮で勃発した軍乱2)
⇒親日派の
金玉均と朴泳孝(独立党)が、
親清派に転じた閔妃(事大党)
に対して起こしたクーデター
⇒天津条約
⇒朝鮮は「防穀令」で
日本への穀物の輸出を禁止
・第1議会
⇒民党が過半数を占める
(立憲自由党・立憲改進党)
*親政府は「吏党」と呼ぶ
⇒政府側のスローガン
「主権線」と「利益線」
(利益線=朝鮮半島)
(政府側軍事費拡大を要求)
(清国との戦争を想定)
⇒民党側のスローガン
「経費節減」「民力休養」
⇒自民党土佐派が買収され予算成立
⇒中江兆民が議員辞職
「議会は無血虫の陳列場」
・民法典論争
⇒フランス流=梅謙次郎
=家長制は封建制の遺物
⇒ドイツ流=穂積八束
=民法出でて忠孝滅ぶ
⇒ドイツ系民法の勝利
政府は清国との戦争を想定し
軍事費拡大を要求、
民党はそれに反対、
激しい予算案を巡る攻防戦。
なぜ政府が清国との戦争を
想定しているかというと、
朝鮮を支配している清国が弱く、
世界最強のロシアが
朝鮮に攻めてくると到底防げない。
だから朝鮮を清国から独立させたい、
そのためには
朝鮮を縛ろうとする清国が邪魔、
というロジックです。