教室ブログ

2023.04.05

【三つの教えのはなし#2】

こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、

投稿させていただきます。

前回の続きです。

 

続きまして、「②この世の中の全てに数々の構成要素がある」とはどういう事でしょうか。

例えば「水」についてお話します。水は元素記号の「H2」と「O」つまり、水素と酸素が混ざり合って「水」が出来ています。ここからもし「水素」だけを取ってしまったらどうでしょう。水ではなくなりますよね。

 

「車」があります。私たちはいつも出来上がった車を見たり乗ったりしますが、こちらもたくさんの部品から成り立っていることは想像に容易いと思います。

例えば「車」から「エンジン」を取ったらいかがでしょうか。それは車ではなく「ただの鉄の塊」になってしまいますよね。それ以外でも、ハンドルやアクセル・ブレーキ、何か一個外すだけで車ではなくなってしまいます。

 

人間の悩みも同じです。例えば「お店が繁盛しない」のも繁盛しない構成要素があります。例えば「愛想がない」「知名度が低い」「店自体が汚い」など、様々な構成要素があり、それぞれが原因を持って「お店が繁盛しない」という事が起きます。

 

その一つ一つを解きほぐして好転させることによって「お店が繁盛している」という別の状態に変換・更新するという事です。

 

ただし、注意して頂きたいのですが、構成要素を「交換」することはできません。既にある物を別のものと交換する事は出来ないという事です。つまり、「今ある状態を何とかしないといけない」のがこのお話の肝であります。

 

誰が悪い、こうだからいけないんだ、こうなったら成功する、と言うようなわかりやすい答えは無いという事です。言い方を変えると「被害者的ポジション」でいるうちは成功しません。なぜならその価値観や感覚は「他者依存」だからです。無いものねだりという事ですね。

 

「今の状態をどう好転させればいいんだろう」という思考や行動でないと、悩みは解決しないという事です。

 

では、その構成要素を全て解きほぐし好転させれば悩みは無くなるのかと言うと、そうではありません。そのお話は次回の「③人間の悩みは無くならない」に続きます。

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