【東大現代文 60%突破戦略】
【傾向】
<第一問>
・評論文
・40分以内
・内容説明 or 理由説明 3問
(80字以内)
・全体要旨 1問
(120字以内)
・時代の最先端の話題が多く、
高度な論理的読解力を必要とする
<第二問>
・小説 or 随筆
・30分以内
・内容説明 or 理由説明 3問
(80字以内)
・文系専用問題らしく、
高度な想像的読解力を必要とする
【対策】
<第一問>
・可能そうであればその都度問題を解く
・難しいと感じたら無理に解かず
本文をひととおり読み終えてから解く
・本文がどうしても難しいと感じたら
焦らず2度読むこと
・必ず手を動かし、重要部に線を引き、
キーワードを囲み、読み進めること
・基本的には本文の語句をそのまま使う
・傍線部の言葉はなるべく言い換える
<第二問>
・本文は短いので、
また文学的文章が多く、
傍線部の前後だけでは解答の根拠が
得られない場合もあるので、
一度本文をひととおり読み終えてから
問題に取りかかること
・ひとつひとつの何気ない表現に敏感に
・第一問より、より精読が、
行間を読む感性と注意力が必要
【2014⇒2023 高速レビュー】
着実に易化を続ける同大現代文。
<2014 やや難・難>
落語家と分析家の共通点:分裂かつ自律
なぜ?は豊かな人生への架け橋
<2015 難・やや難>
自分を決定するのはあくまで自分
野生の掟に従う猫の厳しい親離れ
<2016 やや難・難>
真の知性とは個人に属さない集合的叡智
日常の裏に秘められた暴発的エネルギー
<2017 やや難・やや難>
科学技術の発展は神話さえ破壊した
「これが飽和か」=藤の花を前に至福
<2018 やや難・やや難>
歴史は想起しか出来ず物語り行為が必要
親の過干渉は子供の個性を潰してしまう
<2019 やや難・やや難>
科学と非科学のはざまがちょうどよい
迷い子の経験は大人への予行演習
<2020 標準・やや難>
さよなら自己責任
作者は同じ言語を話す同胞と繋がる
<2021 標準・やや難>
する/されるの二元論を超えたケア
子規の稚拙な画をかえって愛惜する漱石
<2022 標準・やや難>
ナショナリズムは幻想
私たちはいつも宇宙に抱かれている
<2023 標準・やや難>
仮面は他者と新関係性を構築する装置
人は言語を通じ自己と他者に出会う
【おまけ 2001⇒2013】
この時代はもっと難しかった…。
<2001 難・やや難>
外国語で世界を感知し表現する挑戦
ネットでの対話は文体のないひとりごと
<2002 やや難・やや難>
人間は心身ともに常に関係性の中にある
考古学的視座=当時の視点で過去を見る
<2003 やや難・難>
日本人の「死者に対するうしろめたさ」
オリジナルが時にかすむ引用の魔力
<2004 難・難>
人間自体が集団として非実体
写真が意図せず表現する世界の不気味さ
<2005 難・難>
人間は環境の中で技術を媒介して生きる
背後=無意識・他者のだけ見える・死
<2006 やや難・やや難>
死者がつなぐ過去ー現在ー未来の連続性
教師後継者でない生徒を指導する大変さ
<2007 難・やや難>
個と全体を媒介するジャンルの必要性
純粋な相互所有による腐敗の消去法
<2008 やや難・やや難>
歴史の重み・苦しみ・喜び
真の演技のためには感情を捨てろ
<2009 難・やや難>
白=不可逆性=集中力=美意識
都市人が失った田舎の長い時間
<2010 難・やや難>
現代のプライバシーは外部の個人情報
作者と読者の想像力のケミストリー
<2011 やや難・やや難>
風景とは自己と世界が出会う場所
アイヌの人と熊=交感と互酬
<2012 やや難・やや難>
二元論的世界観=歴史性と場所性が欠如
ひとり遊び=熱中=対象への没入
<2013 やや難・難>
翻訳=原語と母語の果てしない対話
写真は変化を一点に凝縮させて現前する
【おすすめ参考書&問題集】
・入試現代文へのアクセス(河合)
・上級現代文Ⅰ&Ⅱ(河合)
・入試精選問題集 現代文(河合)
・得点奪取現代文(河合)
・Can Pass 現代文(駿台)
・世界一わかりやすい東大の国語
(KADOKAWA)
・東大過去問(赤本でも青本でも)
・東大の現代文27カ年(教学社)
・現代文キーワード読解(Z会)
・ことばはチカラだ!(河合)
・読むだけ小論文(Gakken)
・小論文テーマ別課題文集(駿台)