【プロローグ】
前回までの
「共通テスト10年分講評」に続き、
今回から、
「東大現代文10年分講評」をします。
各予備校の東大現代文の模範解答は、
トップ講師が何人も結集し、
何時間もかけて練りに練って作成した、
いわばメンツをかけた「出来過ぎ」の、
「誰がそこまで書けんねん」
のそれです。
勿論、東大にトップ合格するような
一部の真の秀才受験生は、
同様の模範解答を作成出来るでしょう。
しかしその他大勢は、
たとえ合格する受験生であっても、
「限られた時間内」で、
前述のような解答は流石に望めません。
ゆえに僕は、
「限られた時間内」で作成できる、
まさに「東大合格者の平均ライン」
くらいの模範解答を示します。
なので、そうした意味で
僕の解答は受験生の皆さんにとって、
「身近」「リアル」で、
大いに参考になると思います。
また、「共通テスト講評」では、
「本文要旨」を記載しましたが、
「東大現代文」は、
その伝統芸能の仕掛けとして、
(一)~(四)を繋ぐと
(特に(四)を読むと)、
それらがそのまま本文の要約(要旨)
になるので、割愛します。