【共通テスト現代文 80%突破戦略】
【傾向】
・評論文1題50点、小説1題50点
(古文1題50点、漢文1題50点)
・時間は80分
(現代文に割けるのは45分程度)
(評論文25分、小説20分が理想)
・全問マークシート形式
(「2つ選べ」
「適当でないものを選べ」に注意)
・とにかく文章・選択肢が長い
(長さだけなら全大学中最長)
(長さだけなら早稲田より長い)
(選択肢だけで1ページにわたる)
・生徒の「まとめノート」問題あり
(関連する別素材が提示される)
・評論文は2つの文章を読み比べる形式
(その共通点と相違点が問われる)
・評論文は「現代の最先端の諸問題」
に関するテーマが多い
・かつて評論文で出題されていた
「漢字」問題は
意味を問う新傾向が登場
・かつて評論文で出題されていた
「段落構成」問題は消滅
・小説は「戦前戦中戦後」「女流作家」
「近親者を亡くした主人公」
の出題が多い
・かつて小説で出題されていた
「表現の特徴を問う」問題は消滅
・かつて小説で出題されていた
「語句の意味を問う」問題は消滅
【対策】
・リード文があれば熟読(特に小説)
・必ず設問に先に目を通す
・長文を集中力を維持し読めるよう、
必ず重要部には線を引き、
キーワードは四角で囲み、
読み進めること
(ひたすら演習を重ねれば、
精度が上がってきて、
自身が線を引いたり囲ったり
したところを読みつなげば、
そのままそれが
本文要旨になるレベルまで、
きっと到達できます)
・評論文・小説とも、消去法に頼らず、
まずは積極法で解く
(いきなり選択肢を見ない、
まず正解をイメージしてから
はじめて選択肢の森へ)
・評論文は最初理解しにくくても、
読み進めていくにつれて
必ず理解は深まってくるハズと、
ポジティブな心構えを崩さず
粘り強く読み進めていくことが寛容
・評論文は「論理」に従って読む
(同値=同一命題提示)
(対比=対立命題提示)
(因果関係=原因と結果)
(接続詞と指示語は
文脈規定力が強く
特に注意して読む)
・本気で8割突破をねらうなら、
上記「論理」のルールに
習熟するとともに、併せて
「語彙」と「テーマ知識」の増強も!
・評論文は基本、
設問が出てきたらその都度解く
(根拠に迷う場合は読み進める)
・小説文も最初は感情移入出来ずとも、
きっと面白いエンディング、
ストーリーなハズだと信じ、
同じくポジティブな姿勢で読むこと
・小説のポイントは「心情変化」、
何かの出来事をきっかけに
主人公の心情が変化する、
そしてそれは直接は記述されず、
台詞か行動か情景に表れることが多い
・小説は基本、
本文を最後まで読んでから解く
【23~14過去問高速レビュー】
<2023> やや難・やや難
窓や壁は視界を限定し逆に視界を広げる
戦争が終わっても飢えの季節は続く
<2022> やや難・やや難
食べることは生命のバトンリレー
恐怖の案山子も近寄ったら滑稽
<2021> 標準・標準
現代の妖怪は人間の心の中に棲んでいる
高価な貰い物はかえって恩恵的債務
<2020> 標準・標準
レジリエンス=環境変化に適応する能力
純朴な少年たちの命を奪う戦争の非情さ
<2019> 標準・やや難
翻訳は文化を超える奇跡だが困難な作業
入院中の妻の不在の傷心を癒す花の天国
<2018> やや難・やや難
人間は環境を加工し意味の世界を生きる
息子と夫に先立たれた私の再生の物語
<2017> 難・やや難
科学にはプラス面とマイナス面がある
病気がちでふと訳もなく涙が溢れる私
<2016> 標準・標準
若者のサバイブ戦略としてのキャラ化
三等車で乗り合わせた親子について
<2015> やや難・やや難
未知に踏み出せる知的好奇心の喚起を
「アイセキカ」との孤独な交流
<2014> やや難・やや難
漢文は近世の武士のエトスを形成した
日常から非日常に至る内緒の疾走
【おすすめ参考書&問題集】
・きめる!共通テスト(Gakken)
・入試現代文へのアクセス(河合)
・全レベル問題集(旺文社)
・ことばはチカラだ!(河合)
そしてとにかく!!
・共通&センター過去問10年ぶん
(まさに今までの僕のブログを
参考にして下さい!)