こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
仕返しとは、どういうことかと申しますと「出世しないことで(不幸でいる事で)親を満足させたくない」という深層心理です。つまり「幸せになる事を無意識で止めている」と言う状態なんですね。
もっと言うと、「幸せになってしまったら親に申し訳ない」と思う人もいます。親がいつも困ったような顔をしていた、いつも怒っているなど、特殊な家庭環境で育った大人は幸せになる事への罪悪感を覚えてしまいます。
この様な事柄を「認知のゆがみ」とも申しますが、つまり「いいと思う事をゆがんだ感覚で捉えてしまっている」状態です。詳しくは「ドリームキラーのおはなし」にて深く解説しておりますのでご一読ください。
私たちは教育を扱う企業ですので、「成績が上がらない」事に関する利得をお話したいと思います。私たちも「成績を上げる事で将来の選択肢が増えるんだよ」や「焦らず今必要なことを一緒に頑張ろう」と日々声を掛けていますが、「成績が低いことが利得になっている」場合があります。全員とは申しません。
例えば以下のような例が挙げられます。
・成績が良いと友達や周りから悪口を言われる(気がする)
・成績が良いとクラスで浮いてしまう(気がする)
・成績を低く維持することで親への仕返しをしている(気がする)
・成績を上げる事でさらに上に行かなければならない気がしたり、成績が落ちた時への恐怖心がある(気がする)
上記以外にもいろんな要因がありますが、つまり単に勉強という知識を得たところで本人の深層心理が成績を上げる事を拒んでいる、と言うケースがあります。
これは本人も悪くありませんし、ましてや親やご家庭が悪いわけではありません。「そういうもの」だという事です。心に抵抗がある事で、せっかく学んだ勉強や知識を記憶として脳にストックする事が出来ません。ただの「音」として先生の授業を聞いていますから、脳にインプットされないという事が起きています。いざ自習を始めたとしても、「確か聞いたはずなのに覚えていない」という状態になり、ひどい場合「聞いても覚えてない自分はダメな奴だ」と負のループに繋がってしまう場合もあります。
また、上記の例に「気がする」と言うのを付けさせていただいたのは、前述しました「認知のゆがみ」が起きているという事です。本来、素直に感じてもいい感情や感覚に蓋をしてしまい、認知のゆがみによって嫌な事、困った状態に「利得」を感じているという事です。
次回に続きます。