教室ブログ

2023.02.08

【利得のおはなし-1】

こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。

本日は久しぶりに心理学に沿ったお話をさせて頂きます。とは言え私はプロではなく下手の横好きですので、「こういうこともあるんだ」程度に読み進めて頂けますと幸いです。
また、このお話をテクニック的な観点で見ないようにお願いします。

「利得」とは。正式には「二次利得」になるわけですが、今回は利得という事でお話いたします。結論から申しますと、「ある問題と思っている事柄にメリットがある(様に感じてしまっている)状態」という事です。

これだけでは意味が分からないと思いますので、いくつか例を挙げてお話いたします。

名称がついていて有名な利得で申し上げますと「疾病利得」というものがあります。
例えば入院中の患者さんがいます。その患者さんは確かに体調不良で入院をしたのですが、検査をして病気を完治する事が出来ました。ところが本人は「まだ頭が痛い」「食欲がない」と言います。

そのような人は「疾病利得」の可能性があります。病気でいる事で得をしている何かしらがあるという状態です。例えば
・病気でいる事で普段冷たい家族が心配をしてくれる
・病院にいるとお医者様や看護師の方が手厚く看病してくれる
・病気だと仕事を休む事が出来る

「そんなことで?」とお思いになるかもしれませんが、人間の心と言うのは本当に複雑に出来ています。この様に病気自体は嫌なはずなのに実は二次的な利得がある場合、本人は無意識下、潜在意識下で「病気を治したくない」と思ってしまいます。そのような方は病気自体にメリットを感じてしまっていますから、また違う形で病気をしたり体調を崩したりしてしまいます。

注意して頂きたいのは、その方は嘘をついているわけではなく、「実際に体調が悪く体に異変が起きる」と言うことが現実に起きています。心理と身体は繋がっていますから、利得を感じる事で本当に体調を崩したり病気になったりします。

私も子供の頃、たまに体調を崩して学校を休むと親が心配してくれたり、普段買ってくれない豪華なお菓子を買ってくれたりして嬉しかった記憶があります。そんなとき「身体はしんどいけど熱を出すのも悪くない」と心で感じたことを覚えています。

次回に続きます。

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