こんにちは!写真はWam久宝寺校前の風景です。大阪では珍しかった雪模様から、大阪らしい冬晴れの天気になりました。
さて。皆様は令和の語源となった和歌をご存じでしょうか?「時に、初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やはら)ぐ。梅は鏡前(きやうぜん)の粉(ふん)を披(ひら)く。蘭(らん)は珮後(はいご)の香を薫らす。」これは奈良時代、あの万葉集の中の「梅花の宴」の一節です。詠み人は万葉集編纂者の大伴家持の父、旅人(たびと)です。
梅花の宴とは、旧正月の新年を祝う花見パーティのことで、宴の前の「え~乾杯の挨拶をさせていただきます!本日もお日柄がよく~」でおなじみのお日柄の良さと「梅がめっちゃきれいですね!いい香りがします」といった花の美しさを表現しています。大伴旅人は酒好きおじさんとして有名で、当時還暦を過ぎたお偉いさんです。
実はもともと政権の中心にいて、長屋王に行基とともに重用されたようです。しかし藤原不比等などのグループに疎まれ、福岡の大宰府に左遷されました。この宴は長屋王がなくなって一年が過ぎてから催されたそうで、主演の楽しげな雰囲気と梅の美しさを愛でるとともに、梅の散る姿に世の儚さを重ねたのではないかと言われているそうです。
その旧正月が2月初旬のちょうど今ぐらいです。立春(節分)を迎えたら、大伴旅人のように梅で一杯、花見を楽しんでみるのも良いかもしれませんね。
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