中3受験生のみなさん!
筆記試験、お疲れさまでした。
試験当日にも関わらず、さっそく自己採点で来てくれた生徒さんもいます。
試験問題・解答ともに公表されましたので少し総括をしたいと思います。
★5科目総評★
全体を通して問題自体はやや易化 出題形式が難化
◎英語
問題は易化・出題形式が難化
リスニングと長文に初めて9択問題が採用された。
適語選択・並べ替えといった文法は簡単になっている。大問6・8の長文ではグラフが本文になく、問題としてグラフを選択させるように変化。問7は読みやすくなったが、(イ)の問題は5択内に順番整序が5種類あるのも今回の特徴。
大学入学共通テストに似せる形で作問をしてる印象を受けます、これまで可能だった「注意書きを先に読む・グラフから内容を推測する」などのテクニックは通用しにくくなっている印象です。
◎数学
例年通り
一つの問題に二つ以上の単元を入れる傾向はこれまで通り
例年と大きな変化もなく点数の分布はきれいな正規分布と平均値を描きそう。正答率の高い問題を落とさず取り切る、トレーニング通りの力が発揮できれば今回も60点を超えることができたのではないでしょうか。
◎国語
例年通りだが、やや易化
例年通りの傾向、普段と同じ出題形式
よって予想問題集を使用して練習した子は比較的手ごたえはあったと思います。論説文はカタカナ言葉を使用しないため読みやすく、物語文も登場人物が少ないため場面把握がしかすかったように思えます。
見方を変えれば、今回で平均点が一気に上昇するようであれば来年度は出題傾向を大きく変えてくる、とも推測ができます。
◎理科
難化!
いつも通り難易度は高く、加えて6択・8択・9択と選択肢の数も増加している。
問題文からして一見わかりにくい表現が多く、 選択肢も長くしっかり読み込む必要あり。
新傾向としては選択肢で「図の選択」が多く英語と同じ傾向
高得点を狙うには、語句の理解・説明ができることはもちろん、図表から必要な情報を素早く読み取るなど相当な訓練が必要になってきます。
基礎知識のインプットは早々に終わらせ、「思考力・判断力」を問う問題対策を秋ごろには取り掛かる必要があります。
◎社会
内容は易化・出題形式は難化
昨年に比べオーソドックスなスタイルに戻った反面、他科目同様選択肢を増やして正答を絞りにくくしている。
近年の特徴として、公民分野は神奈川県以外の話題を設問に組み込んでいる。
例)昨年:埼玉(北里柴三郎)、今年:沖縄(沖縄返還70周年の影響か?)
普段からニュースなどはチェックし、時事的な事柄にはアンテナを張る必要あり
また加筆・修正することもあるとは思いますが、ひとまずは以上です!!
—来年受験を迎えるお子さんはご相談お待ちしております—
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