今回は、塾に通っていても通信教材は使い続けるべきかどうかについてお話したいと思います。
塾に通うことになったとき、これまで続けてきた通信教材をやめるかどうか、迷う方もいらっしゃるのではないかと思います。続ける・やめるの判断はどのようにすればいいのでしょうか?
現在、当校に通塾されている方の中には、通信教材をやめた方も居れば続けている方もいらっしゃいます。
もし、自宅で本人が進んで学習を進められている状況であれば急いでやめる必要はないでしょう。問題は勉強があまり進んでいない場合ですよね。例えば以下のようなパターンが挙げれます。
・部活が忙しくなって時間が取れない
・学校で疲れて勉強する気が起きない
・学習内容が難しくなり、親が見れなくなった
・スマホを持ち始めて遊ぶ時間をコントロールできなくなった
このような場合、教材代が勿体ないということでやめたほうがいいとなってくるのかなと思います。私もそんな場合はやめるという判断で大丈夫かと思います。ただ、やめるにしても気を付けていただきたいのが、本人の気持ちです。少しでも学習を継続してきていたのであれば、それが途絶えるというのは本人にとってどのような経験になるかをお考えいただきたいと思います。例えしっかりと学習してきたわけではなくても、やっていないからやめさせられるという経験は、そのやめ方によっては本人の自信を奪う結果になってしまいかねないからです。できれば、これまで継続してきてやってきたことをまずしっかりと認めるということをやっていただきたいと思います。そして、そのやってきた学習を別の形で継続することを勧めてあげていただきたいと思います。そうすることで、通信教材はやめても、これまでやってきたことは認めているよというメッセージになるからです。
実は当校にも自宅学習向けのタブレット学習教材があります。進捗状況を教室長や講師が確認できるようになっており、塾内で宿題を出したり進捗管理を行うことができるなど、自宅学習が進まないという問題に対処できるのが特徴で、ご入塾の際はご利用をお勧めしています。
それでもまだ踏ん切りがつかないという場合は、保留という形にして、入塾後に通信教材の活用状況がどう変化するか見守ることをお勧めしたいと思います。当校に通っていただいている生徒さんは漏れなく勉強に対するやる気が上がっていると感じています。もともと本人が持っていた力が発揮されているのでしょう。もしかしたら通信教材の活用度も少し背を押せば変わるかもしれませんよ。