こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
もう一つ例を挙げます。一人娘を大事に大事に育てたお母さん。「暗い夜道を歩いてはいけないよ」「男性には気を付けるんだよ」なんて言いながら、箱入り娘として育てた母親がいるとしますよね。
そんな中、娘も年頃になり婚約者を連れてきます。その婚約者はイケメンで高収入、スペックが高い優しい男性だったとします。
本来であれば、嬉しいはずですよね?だって一人娘で大切に育てた娘がとてもいい男性を連れてきたのですから、喜ばしい事のように思うはずです。
ところが母親の深層心理はこうです。「私なんてイヤなお父さんと何十年も夫婦生活をしてきたのに!なんでこの子はお父さんよりいい人と結婚するの!不愉快!」と思っています。
(繰り返しになりますが、これは深層心理を言語化した場合でかつフィクションです。顕在意識ではそのようなことは思っていませんから、勘違いの無い様にお願いいたします。)
つまり、その架空の親は「変な男は連れてきてほしくない」そして「とはいえお父さんよりハイスペックな男性も嫌だ」と思っています。
なぜなら、その母親の劣等感、無価値観が揺さぶられるからです。
ですので、「あなたの彼氏、いい人なんだけど○○が気に入らないわ」だったり「何か裏があるかもしれないから結婚は辞めときなさい」とか言います。
それも「あなたの事を心配だから言うのよ」なんて言いますが、そうではありません。潜在意識下では「一般的な幸せならOK。しかし私以上の幸せは許せない」と思っているという事ですね。
つまり「親が決めた範囲内のところで幸せになりなさい」というメッセージです。
図にすると以下のようになります。
⇦――――世間の恥――――――――――――――――――親を超えた幸せ――――⇨
上記の真ん中のライン上、その上でしか幸せになるな、というメッセージを送り続けてしまう親と言うのが、確かに存在するという事です。
上記の図で言う「世間の恥」ラインを超えると、「勉強しなさい!でないと私の無価値観が揺さぶられるの!」と思い、「親を超えた幸せ」ラインを超えると「そんなこと(人)は辞めなさい!でないと私の劣等感が揺さぶられるの!」と思うという事です。
何度も言いますが、「こういう事もあるかもね」と言うお話ですので、軽い読み物として楽しんで下さいね。
次回に続きます。