教室ブログ

2023.01.19

【ドリームキラーのお話-2】

こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、

投稿させていただきます。

 

前回の続きです。

 

ところで、ドリームキラーが内側にある場合。これからが本題なのですが。結論から申し上げますと「夢や目標があるのに自分で諦めようとする人」の事を言います。

 

え?自分で自分の夢をあきらめるの?とお思いかもしれませんが、その通りです。

 

心理学とは幼少期の親子関係が親密にかかわっていることがあります。今回の「自分から夢をあきらめる人」の深層心理も親子関係に依存しているケースが多くありますので、ご紹介いたします。(何度も言いますが親が悪いという話ではありません。)

 

例えば、幼少期の親子関係が「条件付きの愛情」しか注いでもらえなかった人が居るとします。テストの点数が良かった時だけ褒めてもらえた、お手伝いをしたときだけ褒めてもらえた、などですね。そういった方は自分で自分に条件を付けてしまうことがあります。なぜなら、ある一定の基準があり、そのように育てられた。「これ以上は無理、これ以下なら自分にできる」と言う具合に無意識に自分で基準を設定してしまい、自分の可能性を決めます。

 

親側のお話をします。親は本来「無条件の愛」を注ぐ存在です。ところが親も人間です。親自身に劣等感があった場合。例えば「大学を出ていない」や「高収入ではない」など、一般論を参考にし、固定観念がある親がいるとしますよね。

 

そういった親は「我が子に必要以上に幸せになって欲しくない」と思っています。これは深層心理のお話ですので、顕在意識では「この子に幸せになって欲しい」って思ってますし、そう言うと思います。深層心理とは自分でも感じたくない、言語化出来ない感情の事を言います。ここはこういうものだという事で読み進めてくださいね。

 

ところが、親は「それ以下にはなって欲しくない」とも思ってしまうのです。「それ」とは所謂「世間体」や「一般的な事柄」に値すると思って下さい。

 

つまり「自分より幸せになるな。あと、それ以下にもなるな。」という無言のメッセージを受け取って育っている人、と言うのは「内側にドリームキラーを住まわせている」という事です。

 

では親の心理がどうなっているかという事をご紹介いたします。

親は心に劣等感を持っていると申しました。つまり「他人に比べて自分は劣っている」とういう何とも言語化が出来ない、難しい感覚だと思って下さい。

 

例えば、我が子の成績が悪い(それもその親の感覚に依存します)としますよね。

その状態を親が評価し、子供に指導するとします。最初は「あなたもっと勉強をしないといい学校に行けないよ」なんて言う具合に教育をします。

 

その深層心理を言語化するとこうなります。「あなたの成績が悪いと私の心にある劣等感が揺さぶられるのよ。私に嫌な思いをさせないでちょうだい」と言う感じです。

 

「何ですかそれ!そんなこと思うわけないじゃないですか!私はいつも我が子の事を想っているんですよ。」とのご意見が聞こえてきそうですが、その通りです。本人はそのように思っていません。「顕在意識」では思っていないのです。今のお話は「潜在意識」のお話ですので、もう少し読み進めてみましょう。

 

子供が勉強しました。たくさんたくさん頑張って勉強をして名門と言われる大学に行きました。「いつか事業家になって会社を立ち上げるんだ」とその子供は夢を見ています。

 

そのような子供の状態を見て親はこう言います。「あなた、そんな現実的じゃない夢を追うのは辞めなさい。大きな企業に入ってさえいれば安定したお給料をもらえるんだから、そうしなさいな。」と言うとしますよね。

 

では、その深層心理を読み解いてみましょう。言語化するとこうです。「私の人生は我慢の連続だった。自分の子供が私よりいい大学に入ってましてやいい仕事に就くなんて許せない。」と言う感じです。

 

次回に続きます。

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