【ヨーロッパ中世】
【神>人間の時代、十字軍】
【フランク王国】
ゲルマン人は旧西ローマ帝国領に
フランク王国を建国。
のちに分裂し
現在のフランス・ドイツ・イタリア
の源流になります。
フランク王国のカール大帝は、
この頃大旋風を巻き起こしていた
イスラームを撃破。
ローマ教皇はカールに
ローマ皇帝の冠を与え、
ここに西ローマ帝国が復活します。
【神聖ローマ帝国】
カール大帝の死後、
同じくドイツ王のオットー1世が、
ローマ皇帝より戴冠。
のちドイツは、ローマじゃないのに
「神聖ローマ帝国」と呼ばれます。
帝国の皇帝は、
ハプスブルク家という
ヨーロッパ随一の名門貴族が
のちに世襲していきます。
しかし帝国は統一が進まず弱かった。
【ビザンツ帝国】
以前お話した通り、ビザンツとは、
古代ローマ帝国の東半分です。
西ローマは速攻で滅亡しましたが、
東ローマは1000年続きました。
位置的には今のギリシア・ロシアです。
西(神聖ローマ)はカトリック、
東はギリシア(ロシア)正教会、と
キリスト教は完全に
分裂してしまいました。
【十字軍】
中世ヨーロッパは弱い。
ビザンツ帝国がイスラームに攻められ、
聖地(キリスト教発祥の地)を
奪われ、それを奪還すべく、
十字軍というイスラーム討伐部隊が、
仲が悪いカトリック&正教会の
キリスト教タッグで結成されました。
しかし前述のとおり弱く、結果敗北。
教皇の権威は失墜しました。
【ルネッサンス】
中世ヨーロッパ=神中心の世界です。
神(キリスト教・教会)が
人間よりエラい。
その神の権威が
十字軍の敗北で揺らぎました。
また、十字軍の戦いを通じ、
イスラーム側から、
古代ギリシア・ローマの文化が
西ヨーロッパに逆輸入されました。
所謂ルネサンス、
人間中心の文芸復興運動です。