皆さんこんにちは!個別指導WAM成瀬校です!
いよいよ1月に入り、大学・高校・中学受験の動きは激しくなります。
ここまで頑張ってきた受験生の皆さんは最後の追い込みとなりますが、
どうか最後まで自身の実力を発揮できるよう、健康には気を付けてお過ごしください。
さて、今週末の14日と15日にはいよいよ大学入学共通テストが始まります!
今回は先般に発表された2025年1月に行われる大学入学共通テストについて
簡単にご説明していきたいと思います。
①2025年1月の大学入学共通テスト
2025年1月といえば、現在高校1年生の生徒さんが対象になります。
現在の科目編成は6教科30科目。「国語」「数学」「外国語」「理科」「地理歴史」「公民」の6科目です。
しかし2025年1月からの科目編成は7教科21科目に変更されます。
ちなみに教科と科目の違いですが、ざっくり言えば教科は科目よりも大きな枠組みで、
科目はさらに細分化した枠組みです。
たとえば、公民という教科が、倫理、政治・経済、公共という科目に細かく分かれるという感じです。
②「情報」という新たな教科
また2025年からは「情報」という科目が新設されますが、
「情報」という科目はパソコンやタブレットを使用した
コンピューターへの命令方法やデータ分析の基礎などを学ぶ科目であることから、
先般の発表では「全国的に均質な受験環境の確保」「機械的なトラブルの完全回避」の2点から、
マークシート方式での受験となりそうです。
25年からは情報Iを加えた6教科8科目を「原則とする」と申し合わせています。
ですが実際の受験科目や配点は各大学の裁量に委ねられていることから、
大学間での採点は今後注意しなければなりません。
③あれだけ騒がれた「英語」のスピーキング
一方、記憶に新しい英語のスピーキング導入についてですが、
英語に関してはスピーキングやライティングの試験形態は導入せず、
引き続きリーディングとリスニングでの試験が提案されています。
また外国語に関しては「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」と変化なしのようです。
④新たな数Cと理科「基礎」のゆくえ
現行ですと「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の4科目がありましたが、
2025年からは1科目の基礎学に変更される見通しです。
また数学に関しては現行「数学Ⅱ・B」であったものが、「数Ⅱ・数B・数C」に変わります。
⑤影響はあるの?
共通テストの位置づけは国公立大学の一次試験です。
科目が改変されることで受験生が選択する科目も変更せざるを得なくなるため、
受験生の戦略・教員の進路指導に大きな影響を及ぼしそうです。
特に新設の「情報」を国立大学がどのように扱うのか、
共通テストの入試科目として採用するのかどうかが重要と思われます。
参考URL:
大学入学共通テストに「情報」新設へ 2025年から: 日本経済新聞 (nikkei.com)
共通テスト「情報I」、国立大3校が「配点しない」…25年実施新科目の扱いに差 (msn.com)