都立高が塾講師招き「校内予備校」開設へ…受講費用は都教委が負担、経済的格差減らす狙い(読売新聞オンライン)
東京都では、来年度より、民間の学習支援業講師を招いて、高校で講習を実施することとしたようです。
費用は東京都教育委員会が負担するとのこと。
すでに有料で実施している高校もあるようです。
ご家庭の経済的負担が増す中、公的資金で補おうとする点は、とても社会的に有意義だと思います。
ただ、今回は、英語と数学を重点的に行うようです。
都立高校での実施ですので、共通テストが主たる狙いだと思います。
例えば、国公立大学を受験する場合には、数英の指導が受けられるのは大きいと思います。
ですが、他の教科も必要にはなるため、十分とはいいがたい状況もあります。
私立大学の場合では、数学を使わない方も多いのではないでしょうか?
必要な政策だと思いますが、これだけでは十分とはいえません。
また、都立高校以外の生徒さんは、こういった支援が受けられないため、より一層の努力が求められます。
家計による教育格差是正のための措置が、都道府県間での教育格差につながってしまう可能性があります。
大学受験は、全国津々浦々の大学が受験できますから、ライバルがとても多いです。現役に限らず、浪人生も加わってきます。
より一層厳しい状況が予想されますので、早め早めの対策が必要ですね。