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2022.12.28

2023年度より都立高校が校内予備校設置、予備校が合う人・合わない人

こんにちは。

個別指導WAM中板橋校です。

 

 

 

 

 

先日「2023年度より都立高校が校内予備校開設」というニュースが発表されました。

 

詳細はこちらの記事をご覧ください。

 

都立高が塾講師招き「校内予備校」開設へ…受講費用は都教委が負担、経済的格差減らす狙い

 

 

他のニュースによると、都立の「進学指導推進校」に指定されている15校が対象のようです。

 

 

現在の「進学指導推進校」は

「三田、豊多摩、竹早、北園、墨田川、城東、武蔵野北、小金井北、江北、江戸川、日野台、調布北、多摩科学技術、上野、昭和」

になっています。

 

 

 

この施策によって経済的に厳しい高校生が救われると考えられているようですが、

実際受けるかどうかは受講する生徒自身がしっかり検討すべきかと思います。

 

 

個人的には、この校内予備校が「合う人、合わない人」がいると考えています。

その理由について考察しました。

 

 

 

◎勉強習慣がついている人は合っている

基本的に予備校の授業は集団指導型で進んでいくと思われます。

 

授業を受けた後、その内容を家で復習したり、授業の予習をしておくことで

授業の効果が最大化されます。

 

 

逆に復習しないままだと、ただ授業を受けただけになってしまいます。

 

時間がたつごとに記憶から消えていき、

結果的にかけた時間に対する効果が薄くなってしまいます。

 

 

 

〇一般選抜を目指していて、ある程度基礎力がついている人は合っているかも

 

学校推薦型選抜や総合型選抜ではなく、一般選抜を目指す人にとっては良いかもしれません。

ただし、基礎学力がついていることが前提です。

 

予備校の授業は、上位層を合格ラインまで引き上げることを主眼としていますので、

下位層の生徒は置いてけぼりになり、授業を受けても意味がないということになってしまいます。

 

 

高校ごとに授業のレベルも異なると思いますが、

少なくとも校内偏差値50を下回っている人にとっては厳しいのではないかと思っています。

 

 

 

〇先生の相性が合えば最高だが…

 

科目を好きになるか嫌いになるかは先生との相性が大きいと思います。

予備校といえども、全員の教え方が洗練されているとはいえないでしょう。

 

自分にとって「この先生に教わると勉強頑張れて成績上がりそう」と思える人でないと、

時間が無駄に浪費されることになります。

 

 

無料といえど、時間に制約がある受験生は

「自分に合っているかどうか」でしっかり判断すべきです。

 

 

 

 

まとめると、

 

校内予備校といえど、自分の勉強スタイルや先生との相性がマッチしているのかをきちんと吟味すること

 

が不可欠だということです。

 

 

そして、無料だからと飛び込んでしまうことは、受験の成否に大きく関わってくることとなります。

 

 

一見すると良い施策のように見えますが、残念ながら全員が伸びる指導というのは存在しません。

自分の将来に直結する塾・予備校選びになるので、慎重に検討することをお勧めします。

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