こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
【経済のおはなし-1】にて「その国の国民に経済観念があるかどうかで、経済が上がり下がりする」と申しましたが、もし経済観念のある方がそれでも尚、1円でも安く買う事を主張したい場合こうなります。「私は周りに失業者が溢れかえってもいい。企業が倒産をしてもいいから、何が何でも1円でも安く物を買いたいんだ」もし、このような言い方を出来るとしたら、経済観念があるという事です。
また「就職率を上げるために待機児童を無くそう」と言うのも少し違います。目的としては「待機児童が減れば子育てを頑張っている人も働く事が出来るじゃないか」という事なのですが、そもそも働き口がありません。
じゃあ「失業率をなるべく減らそう!そうすればみんなが安定して働けるじゃないか」という事で策を打ちます。まず企業が行う事は「正社員を守る」という事です。つまり社員を大切にし、人を育てるという事です。そうすることで「失業率」だけは維持できますよね。
ここをだけを切り取ると大変ありがたいお話なのですが、そうも言ってられません。会社自体が倒産してしまえば元も子もないからです。
実際今起きていることは「正社員をリストラしてパートを雇用する」という事です。例えば、一日9時間働く正社員が居るとします。その人はリストラにあってしまいました。そして企業は3時間働いてくれるパートを3人雇うとします。
すると、一人辞め、3人雇用します。結果、失業率は相対的に下がっていますよね?
かつ、正社員一人のお給料よりパート3名のお給料の方が安く済んでしまいます。
いまの日本に起きているのはこういう事なのです。それが正しいとか、間違っているとか、そういう話をしたいのではございません。
日本は「経済の過渡期」に居るという事です。トライ&エラーを繰り返している段階にあるという事です。
次回に続きます。