こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
日本国内で生産をすると人件費がかかってしまう。そうなると人件費が安い海外に頼るしかありません。また、海外の製品を仕入れて国内で販売する方が相対的に安く販売できてしまう、という事が起きます。また、国内で製造するには人件費がかかってしまうため、海外に製造工場を建設し、地元の方たちに働いてもらう事で人件費を抑えるという策すら取らざるを得なくなってしまいます。
国内の企業が価格競争を始め、1円でも安いものを販売します。そして、それを国民がこぞって安い製品を探し、購入します。
国民は「1円でも安いものを買って、節約をしてお財布のやりくりをして頑張っているんだから、たまの贅沢はいいだろう。」と思います。この気持ちに関しても良いも悪いもありません。
「よし、身につける物くらい高いものを買おう!」といい、ブランド物のバッグや高級腕時計を買います。「よし!たまの贅沢だし、1週間の海外旅行でも行くか!」といい、有休を使って海外旅行に行きます。
ここで「ん?」と思った方は経済観念のある方かもしれません。
そうです。切り詰めたお金は「国内の為」ではなく「海外の為」に使っています。
海外旅行はわかりやすいですが、ブランド物のバッグも実は国内生産している有名で高価なブランドって無いんですよね。高価な腕時計も国内は少なく、大体が海外の製品です。
そうこうしているうちに企業は人件費が安く済む海外の方をどんどん雇用するようになります。そして、日本人は就職口をどんどん失っていくわけなんですね。国内に失業者が増えます。企業はと言うと価格競争を日々行っていますから、いずれ立ち入らなくなって倒産をしてしまいます。就職口が減ります。失業者が出ます。そして目に見えて一般市民の就職口がどんどん減っていくわけです。
あれよあれよという間に、企業の数が減り失業者の数が増えるという事が今現在も継続しているという事です。
ちなみに、日本は世界的に物価の高い国でありますから、物価の安い国の人達が日本で働くことは、それ自体にメリットがあります。WIN WINかと思いきや実は、長い目で見るとそうでもないというのが現状です。
次回に続きます。