教室ブログ

2022.12.14

【倫理コラムー27】フーコー/デリダ

【フーコー】

得意技:狂気の解放/脱構築

活躍した時代:現代ヨーロッパ

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フーコーは、

ソシュール⇒ストロースと続く「構造主義」の系譜を、

さらに深め、そして疑いました(ポスト構造主義)。

現代は監視社会(≒ベンサムのパノプティコン)であり、

理性の名のもとに抑圧されてきた「狂気」や「性」を、

もっと開放するべきだと唱えました。

そういう意味では、フロイトやストロースと同じく、

理性や西洋の絶対性を疑いました。

 

デリダもその「ポスト構造主義」の系譜です。

彼は男>女、西洋>東洋のような、

西洋哲学伝統の「二項対立」の見方、および、

前者が後者より優れているというような固定観念、

を批判しました(「脱構築」)。

世界はもっと複雑で安直な二元論では分けられない、

前述のような考え方は解体され再構築されるべき、

と彼は考えました。

 

勉強においても、どうか素直に、

先生や周囲のアドバイスに耳を傾けてほしいです。

成績が伸び悩んでいるなら、

もしかすると「ダメな我流の勉強法」に、

固執してしまっているからかもしれません。

いったんそれらを「脱構築(≒解体&再構築)」する、

すなわち、勇気をもって今までのやり方を変え、

新しいやり方を虚心坦懐に取り入れてみる、

ほうがいい時期かもしれませんよ。

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