こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
ではどうするかという話に戻るのですが、「勉強をする」というハードルを限りなく低く設定してください。前述した「椅子に座る」だけでOKです。難しいテキストを開いたり、ペンを持ってノートに書き写したり、する必要はありません。
何を言いたいかと申しますと「やったあとに次やることが見つかる」からです。
あれこれ必要なものを考えたり準備しているときは「何もやっていない」ですよね?
つまり、一見やる為の準備をしていると思い込んでいますが脳内では「やらなくていい理由探し」もしくは「手を付けるまでの時間稼ぎ」という事が起きているという事です。伝わりますでしょうか?
何も考え無しに椅子に座ってみてください。そこで何も考えずボーっとするだけでいいです。すると心が穏やかになりいつの間にかテキストを開いています。そうなると後は簡単です。1問だけ解いてみましょう。次の行に目を移したならもう一問解く。気が付いたら大問一が全て解けている。という状態が起きます。
そこで辞めたくなったら辞めましょう。もう一問解けるなら解いてみましょう。
その思考や行動パターンに慣れることが、つまるところの「勉強の習慣」という事になります。
この時、脳内では「何の抵抗もない状態」が起きています。努力やモチベーションも必要ありません。本人が必要だと思ったから自然とペンが進み、勉強をしたという状態です。
例えば親や周りから「勉強しなさい」と言われますよね?本人は大昔に一度だけやった記憶を頼りに「いつもやってる」と反論します。
つまり、人から言われた「やりなさい」に対して心の中で抵抗が生まれ「言われたからやった」という感情を引き起こしたくない。だから親が何度言ってもやらないのは本人が傷つきたくないという「自己防衛本能」がそうさせているという事です。
親御さん目線でお話してみましょう。子供が勉強をしない、やっているところを見たことがない。本当にそうでしょうか?
よくドラマでもこんな会話を耳にすると思います。「あんた、最近勉強してるの?」「やってるよ!」というようなシーンを想像してください。
その時、その親は我が子を「疑って」います。信用していません。そんなことはないとお思いかもしれませんが、子供にはそう聞こえます。
そして、そのような感情で事実確認をするがごとく「勉強やったの?」と聞かれると、「私は親に信用されてないんだ」と思うのは当然です。
次回に続きます。