おはようございます。亀田東校の青木です。
定期テストが返ってきています。学年1位、2位がいたり、合計点480点超えても学年順位が思ったより良くないなどハイレベルな戦いが行われている一方で、数学30点以上upしていたり、合計点200点ほどアップしている子もいます。「カンニングしたろ!?」と疑われていたみたい(笑)
受験生も自分が行きたい高校を親御さんにipadでプレゼンして承諾を得たりで、進路決めるにも大変です。(笑)
高校生も順調で、模試で学年10位以内など頑張っていますね。素晴らしいです!!
さて、高得点取る子と形式的に同じことをしているのに点数の差が大幅に違う子がいるのはなぜでしょうか?
量的にはめちゃくちゃやっているのに、点数差がつくのはなぜでしょうか?
それについてもっとも根本的な話を一つ。「人間が作る問題」についてです。
「敵を知ること」ですね。
例えば、有名な「なぞなぞ」ですが、「1万円」を問題に出したいとします。
まず、「1万円」を言い換えます。「1万円」は「紙幣」抽象的に言うと「紙」。
紙 = コピー用紙、藁半紙、画用紙、厚紙、テッシュペーパー、トイレットペイパー、・・・
さらに、「1万円」の性質は「物と交換できる。」「両替できる。」「人の心を動かせる。」「労働の対価。」・・・などがあります。
この具体的な「言い換え」を隠して抽象的にします。
「1枚の紙を10枚にしたい。破っても、切っても、コピーしてもだめ。これは何?」
という問題が作成できますね。
ここで得られたことを抽象化しておくと、人間が作る問題は、
1.言葉が言い換えられている。
(言い換え方は、人間の表現方法である「言語」「式」「グラフ」「図」「表」
の5つですね。テストでも同じです。)
2. 言葉が持っている性質のいずれかを使っている。
(なぞなぞだと、ここが「人生経験」。勉強で言うと「知識」ですね。)
人間の思考は近代から変わらず基本的に分析でしょう。
「紙」かつ「増やす方法」を同時に考えるのは難しいですが、
「紙」はどう言い換えられるだろう。だと簡単です。
この方法は初見問題でも解ける考え方ですが、解くための必要条件から考えるので時間がかかります。
いきなり、「紙」かつ「増やす方法」の必要十分条件を考えて統合できる人が頭のいい人で今求められている人です。
問題文の作成方法を知っていると「自分の足りない知識」や「自分の足りない言葉の言い換え」なども分かって勉強しなければいけないところ(知識をつけるべき点)が明確になりますね。
僕はこの考えをかなりの頻度で使っています。基本的にこの問題の作成方法を使ってますね。むしろ、問題の作成はこれしかできないと思います。(灘中は天才を集めたいのでしょう。問題の中にあるヒントの「言い換え」が普通習わないことです。塾が絶対必要。)
これに「無意識か、意識的にしている子」と「していない子」では勉強の質に大きな差となって表れますね。だって自分で「この言葉の理解が甘い」って気づけるからね。そして、前者はほぼいません。
亀田東校はここまで教える方法を考え、実践し、伝えています。自分で勉強できるようになるのが一番です。一人ひとりがそこに気づけるように努力していきます!!