教室ブログ

2022.11.29

【倫理コラムー22】サルトル

【サルトル】
得意技:実存は本質に先立つ
活躍した時代:現代ヨーロッパ

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サルトルも
キルケゴール・ニーチェ・ハイデガーの、
実存主義の系譜です。

ちなみに、
ハイデガーの恋人が
「全体主義の研究」のアーレント、
サルトルの恋人が
「フェミニズム」のボーヴォワールです。

サルトルは、
自らも大衆と社会運動に参加した
「行動する哲学者」です。

彼は「実存は本質に先立つ」と言いました。
えんぴつは書くために生まれます。
牛は(少し残酷に響くかもしれませんが)
人間にお乳やお肉を提供するために生まれます。

では人間はどうするために
生まれるのでしょうか?
・・・その答はありません。
すなわち、
人間は「本質」(どう生きるべきか)
が決定するより先に、
「実存」する(生れ落ちる)。
何をするかもわからないまま、
ただ残酷に世界に放り出される。
自分の人生の意義や目的は、
自分自身で切り拓いていかねばならない。

たとえば宮沢賢治なら、自分の人生は
「他者の幸せ」のためにあると考えました。
みなさんの人生は
何のためにあるでしょうか。
みなさんは
どうなるために生まれて来たのでしょうか。
勉強して、考えて、見つけていきましょう。

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