こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
今回のお話は「死」というワードが出てきますが決して物騒なお話ではありませんのでご安心くださいね。
「死神」という神様が居ます。皆さんがイメージするのは恐らく、手に鎌を持ったドクロのような顔をして、古びた着物を着たようなモノを想像するのではないでしょうか。
イメージする偶像は実際とは異なります。上記の死神とは妖怪や物の怪の類であって、今回お話しする死神とは全く別物です。
本来の死神とは「人を死に導いてくれる」神様です。過去のつらい経験や記憶を全て現世に置いておき、死後の世界に連れて行ってくれる神様です。天使や女神さまをイメージしてください。
ここからが本題なのですが、人間の死とは。人は必ず死にます。
ある本を読んだのですが、「死を受け入れる」という事に対して、人はいろんな価値観を持ち、本当の意味で死を受け入れる事が出来た人というのは、とても清々しく現世に何の悔いもないただただ幸せであるという気持ちになれるそうです。それを「安心立命」の境地と言います。
例えば、余命半年の命であるガンを患った60代の方のお話です。その方は「なんで自分だけ」「もっとやりたいことがいっぱいあるのに」と自分を責め人を責め続けていました。
しかし、人間とはかくも不思議なもので、死に直面すると悟りのような感覚を味わうそうです。次第に「生きているうちにあれも出来た、これも叶った」という風に「あるモノを数える」という事が出来るようになります。
まだ死を実感せず、寿命が分からない時というのは、無いものを数えて「自分は不幸だ」「自分はまだまだダメな奴だ」と思ってしまいます。ところが死を実感した時「この人生で良かった」と思えるんですね。
次回に続きます