【ベーコン】
得意技:経験論・イドラ・帰納法
活躍した時代:近世ヨーロッパ
ベーコンは、
のちに「大陸合理論」と2大潮流となる、
「イギリス経験論」の祖です。
「イギリス経験論」とは文字通り、
理性より経験を重んじる立場です。
彼は、「イドラ」(偏見・先入観)を
取り除くことの重要性を説きました。
りんごが赤く見えるのは人間だからであって、
他の生物からは違った風に見えているかもしれない。
無宗教が普通だと思うのは日本人だからであって、
他の民族からすれば普通じゃないかもしれない。
ネットのニュースを鵜呑みにするのは危険だ。
テレビのコメンテーターの意見も同じくだ。
勉強も同じです。
勉強は、「無知蒙昧」
…物事の真贋を判断出来ない不自由な状態
…そのために他者を色眼鏡で見てしまう状態
から解き放たれて自由になるために、
真に世界を見渡せるために、
もっと言えば幸福になるために、するものです。
勉強は本来は「強いられて勉める」ものではなく、
自由と真実と幸福を勝ち取るために、
主体的に「学びて問う」ものです。
勉強は、それ自体を通じ、
読解力・論理力・思考力・判断力・表現力を養い、
まずは自己が自由に、幸せになるためにするものです。
そして他者を自由に、幸せに導くためにするものです。