教室ブログ

2022.10.17

【小石のおはなし-1】

こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。

白鳳中学校の中間テストが終わりました。一息ついた頃かと存じます。いい点数が取れた人、思うようにいかなかった人、自分なりに前よりも点数が上がり歓喜した人、それぞれいらっしゃるかと思います。

また、本人は良くても保護者としてもっといい点数を取って欲しかった、なんて思いもあるでしょう。

しかし、勉強に失敗はありません。ありがたいことにやればやるだけプラスになるのが勉強であるという事です。

日々の勉強の中で、「こんなことをやっていて意味があるのか」や「やってもやっても点数に結び付かない」や「昨日やって覚えたはずが、今日できない」なんて事が日常的にあるでしょう。

一見無駄のように思う勉強、努力。実はそうとも言い切れないというのが今回のお話です。
こんなお話があります。むかしばなしです。

ある、貧困の村がありました。その村は主に農業を営んでいるのですが、日々の生活が全然潤わない。毎日毎日農作物の面倒を見ては
年貢を納めるので精いっぱいの毎日。

そこにある神様が舞い降りました。後光が差し、それはそれは美しい女神様です。

村人全員が目を光らせ、我々を助けてくれるのでは、と思い天を仰ぎ「我々をお助け下さい!何かお言葉を!」と口をそろえて声を掛けたのです。

するとその女神さまは口を開きます。さぞありがたいお言葉を頂けるのだろうと、村人は期待に期待を重ねました。

女神さまは「小石を拾いなさい」と一言言いました。

村人は「はぁ?」「何だそれ?」「期待して損をした!」「でも女神さまが言うのだし・・・。」いろいろな意見がその場で飛び交いました。

当然です。何の脈絡もなく「小石を拾いなさい」と言われても納得がいきません。

そして、村人は「何故ですか!?」と女神さまに問いかけました。すると女神さまは更に一言。「明日、皆は喜ぶでしょう。そして悲しむでしょう。」

そう言い放ち、女神さまは消えてしまいました。

質問にも答えてくれないその女神さまは、結局言葉を残しただけで消えてしまったのです。

次回に続きます。

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