こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
キャプテンに抜擢された生徒はその「褒める」という才能を開花させた人でした。
常に相手の良い所を見つけ、指摘し、褒める。
一見簡単なように見えますが、並大抵の努力ではありません。
その理由は「自己肯定感」にあります。
常に補欠でベンチにいた彼は、「自分はなんてダメな奴なんだろう」と思っても不思議ではありませんよね?それに、「他人を責める・蹴落とす」なんてことも考えてしまうかもしれません。
しかし、彼は違いました。「常にメンバーの秀でたところを褒める・尊敬する」という事をやってのけたのです。
この「褒める」というのは、テクニックや知識だけではダメなんです。よくビジネス界隈でも「部下を褒めましょう」や「同僚を褒めましょう」なんて話がよく話題に上がりますが、そのような付け焼刃のテクニックでは人の心は動きません。
そのキャプテンは「相手を見て、自分を見て」いました。つまり「自分には出来ないことを受け入れ、相手を尊敬」していたという事です。
尊敬とは、相手を敬う心の事を言います。一見するとみんなしているように見えますが、そうではありません。本当の尊敬とは「自分の未熟さを受け入れ、その上で相手の秀でた部分を受け入れる」という深い話になります。
もし、自分の未熟さを受け入れられない場合、相手への嫉妬心が湧いてくると思います。そして「どうせあいつなんか」という感情が湧き上がるという事です。
また、自分の未熟さを受け入れていても相手の秀でた部分を受けいれられない場合、同様に相手を責める感情になるという事です。
人を「褒める」とは、常に相手の良い所を探し続け、それを言葉にする必要があるという事です。そして、常に相手に関心を持っている必要があります。
相手に関心を常に持つというのは非常に難しくありまして、人間というのは常に自分がかわいいからなんですね。
結果、心の矢印が常に自分の方向に向いている人というのは、人を褒める才能を開花させることは難しいです。
次回に続きます。