【いい人のおはなし-終】
こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
話を戻しますが、自分が思う「いい人」を演じている場合でも、人からみると「都合のいい人」になってしまっているということです。
「いつもニコニコ笑顔」で対応したり、「頼まれ事をするいい自分」であれば、「自分はこの世に存在していい」と思ってしまっている。逆を言うとそうじゃない自分は「私には生きている価値がない」と思ってしまっているんですね。
そこまで生存意識に直結しているケースは多くないかもしれませんが、実際にあります。
そして、その潜在意識を振り払えないがために、心は悲鳴を上げていても蓋をしてしまい「いいよ!」と言ってしまう心理。
これが「いい人ではなく、都合のいい人」になってしまっているというメカニズムなんですね。
解決策として。
まず、もし自分が「都合のいい人」になってしまってるんじゃないかと思った場合。
勇気を持って「断って」下さい。そして、相手の反応をよーく見てください。
意外と相手は断られたことを気にしていません。でももし、断って嫌味を言われたら、「ごめんね。今までは受け入れていたけど無理をしていることに気付いたの。
だからこれからはムリをしないことに決めたんだ」と胸を張って言ってあげてください。
遠慮しがちに言ってはいけません。あなたの決心を相手に突きつけるということが大事です。
そして周りに「都合がいい人」が居る場合、「大丈夫?無理してない?」と声を掛けてあげて下さい。
声はかけられなくとも、気を使ってあげるだけでも結構です。あなたのように「わかってくれている人が居る」その実感がその人の心を救います。勇気を出す後押しになります。
人間とは潜在意識と顕在意識があります。我々が普段目にしている部分というのは顕在意識だけです。
相手の潜在意識を見たり感じることはできません。
しかし、こういったことが「あると知っている」ということは、とても重要です。
その概念が自分や周りを救うこともあります。
心理学とはかくも面白く奥が深いです。
ありがとうございました。