皆さんこんにちは!磐城駅前校です。
今回も一人でも多くの方にお届けできることを願い投稿させていただきます。
前回の続きです。
相手は「相手の都合で」機嫌が悪いという事です。あなたがもし、直接的に悪意を持って機嫌を悪くしたのであれば、謝ってください。
しかし、何の関わりもないタイミングで相手が機嫌が悪い場合、あなたは機嫌を取りに行く必要がありません。
では、なぜ人は「他人の機嫌を取りたくなる」のでしょうか。
一因として幼少期の親子関係がよく取り上げられます。
所謂「機能不全家庭」で育った「アダルトチルドレン」と呼ばれる大人たちです。
アダルトチルドレンとは、ざっくり言うと「子供の頃、親の面倒をみていた」人の事を言います。(子供のような大人の事を指すイメージがありますが違います。)
面倒をみていたと申しましても、介護をしたり看護をしたりというような直接的なことに限りません。例えば、「いつもお母さんの愚痴を聞かされていた」だったり「お父さんの機嫌が悪いのを見ていつも機嫌を取りに行っていた」みたいなことも含まれます。
子供とは、本来「どんな制限や条件も与えられず育つ」のが一番だとされています。
おいしいものを「おいしいね」という。楽しいことを「楽しい」と体全部を使って表現する。これが理想です。
しかし、親の影響でそれが出来ずに育ってしまった大人は「アダルトチルドレン」という事です。
つまり、「親の顔色を伺い、機嫌を取りに行くことが当たり前であり、そうせざるを得なかった」環境で育った場合、
大人になっても他人の機嫌を取らなければ「生きていけない」と思ってしまうんですね。
子供というのは親に育ててもらえない=「死」でありますから、本能レベルで親に依存しています。
しかし、やがて「反抗期」というタイミングで「自我」を持ち始め、いつか「親のありがたみ」を感覚的に理解できた時、親離れが出来ます。
次回に続きます。