こんにちは、個別指導Wam香川 東山崎校です。
今回は先月、香川県教委から発表された「令和5年度 自己推薦選抜募集割合・検査方法・面接内容等について」の内容を見ていきたいと思います。
6月7日のブログで『令和5年度 公立高校「自己推薦選抜」の見直し』というタイトルで概要について触れましたが、今回の発表では
①高校ごとの定員に対する募集割合
②検査方法
③面接の形態と面接時間の目安
④面接の内容
についての詳細が公開されています。
令和5年度 自己推薦選抜募集割合・検査方法・面接内容等について
香川県教育委員会HPより
やはり大きな変更点でいえば、①の募集割合ですね。東讃を中心に見てみると、
・石田(生産経済・園芸デザイン・農業土木)30%以内→40%以内、
(生活デザイン)30%以内→50%以内
・志度(電子機械・情報科学)30%以内→40%以内、(商業)30%以内→50%以内
・高松商業(商業・英語実務)30%以内→40%以内、(情報数理)30%以内→50%以内
・高松東(普通)15%以内→20%以内
・高松北(普通)10%以内→15%以内
・高松南(普通)20%以内→30%以内
・農業経営(農業)30%以内→50%以内
三木、高松工芸、高松南(普通科以外)、香川中央は変化なしでした。
令和5年度入試から自己推薦枠が追加された高松西(普通)は10%以内、坂出(普通)は5%以内となっています。ただし、坂出(普通)は 「教育創造コースを志望し、将来は教員になりたいと考えている者のみ出願を認める」という条件付きですから、かなり限定的な募集といえますね。
実業系の学科では20%増で定員の半数、というところが目立ちます。元の定員数が少ないこともあり、結果的に自己推薦の希望者が増えて競争率は高くなりそうですが、どうでしょうか。
②の検査方法は、4年度と比較したところ、特に変更はなさそうです。ただ、高松西(普通)は総合問題を課さずに作文のみとなっていますから、どういったテーマ・形式のものになるのかが気になります。
③④の面接についてはすべて個人面接で、5~15分程度。内容は出願時に提出する「自己PR書」についての質問が主で、追加の質問をする場合もあるとされています。
ちなみにこの「自己PR書」ですが、これまでと様式が変わっています。
4年度の様式では、「志望の動機・理由など」「自分について伝えたいことがら」
という2つの記入欄でしたが、新様式では
「志望校に魅力を感じた理由と高校入学後に特に取り組みたいこと」
「中学校時代に学校内・学校外で特に興味や関心を持って取り組んできたこと」
「高校卒業後の進路について考えていること」
「自分について特にアピールしたいこと」
という4つの項目別に記入欄が増えています。
【新様式の「自己PR書」】
↓
主に個人面接時の質問内容として扱われるものですから、表面的な文章にならないよう、よく考えて書かなければいけませんよね。
自己PR書を書くにあたって必要な準備では、特に以下の4つが重要です。
① 自分の性格や興味の対象、将来の夢・進路など細かい自己分析をする
② 各高校の特色やスクールポリシーなどに加え、それぞれの高校(学科)が求める生徒像をとらえる
③ ①と②をもとに、その高校でなければならない志望理由を挙げる
④ 新様式の4項目について「なぜ」そういえる(考える)のか、理由を明確にする
さて、現時点で自己推薦選抜の希望者がどのくらい存在するのかはわかりませんが、(定員-自己推薦選抜合格者=一般選抜による受験者)ですから、募集定員が増えない限り一般選抜の競争率が高くなるのは間違いないでしょう。
5年度の募集定員は11月に発表されますが、来月公開予定の「入学者選抜実施細目」にも注目したいと思います。
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