こんばんは!亀田東校の青木です。
いやー、夏休みから定期テストまで正直結構しんどかったですが、一段落です。
ずっと前に登場したdくん。もう中学二年生。今回のテストでは平均90点を目指しています。達成できるのか!?本番で実力出せればいけそうです。
にしても、2年生は慎重な子が多くて非常にいいです。僕の場合だと、「まぁなんとかなるでしょう。」と考えることが多いですが、2年生は「今回ヤバいかも」というので、「なんで」と聞くと、「学年1位死守するプレッシャーで」「90点取れるか不安」「400点切らないか不安」「前回より悪い点とりたくない」・・・おいおいおい。プロスペクト理論通りじゃないか。(笑)
今日も日曜日なのに朝8時からきて夜10時くらいまで勉強してみんな帰りました。
明日は不安に打ち勝ってくれるでしょう。大丈夫!!
あと、教室で撮られた僕の動画を学校で配布するのやめて!!結構ウケてたみたですが。(笑)
2年生以外はテストが終わり、「どう?」と聞くと「前より出来てる」という意見が多かったです。統一模試と定期テストの結果は後ほど報告します!!
さて、話は変わります。久しぶりに専門だった密度汎関数法の本を読んでいたら面白いことが。
「日本の科学は欧米と比べ、理論からの演繹的な推論が軽視される傾向があり、実験結果からの帰納的な推論が多い。帰納法からではなかなか飛躍的な発展に結びつかない。」
これは、確かにと思いました。僕もひたすら具体的な問題を解いて経験を増やすという考え方から、抽象的な考えから具体で試すことをして飛躍的に進歩したことを実感していますから。
日本の教育が影響している感じがしますね。具体的な「1+1」からスタートして、法則を抽出する。これを繰り返しているので、それが身についてしまうのでしょう。
数学ではまさにそうです。チャートなどで膨大な具体的な問題を潰して問題数をこなし暗記する指導が多いでしょう。僕はこんなことをしているのは時間の無駄だと思われます。もちろん「受験には時間制限があるから、計画を立てて暗記だ!!」これも大学合格という目標への道として正しいでしょう。しかし、今後のテストでこの方法は対用するのでしょうか??僕はかなり怪しいと思っています。
計画通りに問題をこなして覚える。テストでは初見問題。類題が見つからない。お手上げ。勉強量では根本的な考え方は補えません。帰納的に法則を見つけるならまだしも。
科学の発展もそうですが、帰納的に考えることは統計学を使ってAIがします。簡単な作業もロボットがするでしょう。人間に必要なものの一つとしては「抽象的に考え、具体的に落とす」ことでしょう。
亀田東校ではこの問題に真摯に向き合って新しい道を進んでいます。つまり、演繹と帰納を行き来すること。簡単にいうと、抽象と具体の言い換えですね。
抽象した考えから推論し、それが正しいかどうかを具体的な問題で試すことができたら最高でしょう。一気に解ける問題が増えます。僕はこれを子供たちに伝えようと必死です。
もう一つ、僕は、「思考力」から「集中力」が生まれる。という自分で最近立てた命題の真か偽かを調べています。これが、真だとしても偽だとしても面白いですね。
思考力については大体調べ終えました。結論は「思考こそ至高」ですね。(笑)
そして、大部分、思考力を教える授業に切り換えました。この結果がでるのは11月の後期中間ですかね。これが成功したら新指導法が確立します。僕の仕事の一つが終わります。
問題を解きまくって表面だけを鍛える時代は終わります。一方的に知識を教える塾とはさようなら!!知識だけ教えてもらうならネットの方がましです。
具体的な問題を教えることはどこの塾でも誰でもできます。
Wam亀田東校でしかできないことがあります。時代の波に乗っていきたい方、自分で考える力を付けたい方お待ちしております!!!