一口に特待生といっても内容はさまざまです。
いくつかの側面に分けてお話ししたいと思います。
まずは、費用からお話しします。
私立高校に入学するといろいろな費用がかかります。
ここでは交通費などは除外して、学校に納付する費用、あるいは必ずかかる費用についてお話しします。
すると、次のような費用が考えられます。
①入学金
②授業料
③施設費
④PTA会費・後援会費・生徒会費など
⑤修学旅行積立金
⑥制服・教科書・補助教材費など
⑦寄付金(必要ない高校もある)
⑦その他(給食費など)
さて、問題になるのは、このうちどの費用が免除されるかということです。
受験を検討する際には、あまり細かなことを気にされない方もいらっしゃいますが、いざ、進学するとなると思いもよらない負担が生じることもあるので注意が必要です。
まず一般的には④以降の費用は覚悟して下さい。
特待生でも必要になるのが普通です(寄付金は微妙ですが)。
ただ、これらの④以降の費用は、金額の差はありますが、公立高校でもかかります。
保護者にとっては「やむを得ない費用」のようです。
①の入学金ですが、これだけが免除される特待制度もあります。
この場合は、入学後の費用は一般の生徒と同様に支払う必要があります。
②の授業料ですが、「1年間だけ」(すなわち高1の時だけ)の場合と、「3年間」の二つのケースがあります。
「1年間だけ」の場合は、高2以降は支払う義務が生じます。
「3年間 」の場合はすべての授業料が免除されます。
中には、「取りあえず1年間。それ以降は様子を見て。」というケースもあります。
この場合は、高2以降、どういう場合であれば免除されるのかを確認することをお勧めします。
というのは、高2以降、特別に成績が下がらない限り自動的に継続、という場合と、かなり高いハードルが課せられる場合があるからです。
なお、高等学校等就学支援金(月額9900円)は、高校側の収入となり保護者には還元されないケースが多いようです。
つまり、授業料から9900円を差し引いた額が特待生に対する免除額となります。
ただ、一部の高校では、この高等学校等就学支援金を上記の③施設費や④PTA会費・後援会費・生徒会費などに充当される場合もありますので確認下さい。
案外、盲点になるのは③の施設費です。
この費用が免除されるケースと免除されないケースがあるからです。
施設費は入学時に一時金として支払う費用と、毎月、授業料と一緒に支払うケースがあります。
この両者いずれについても確認が必要です。
施設費はばかにならない金額です。「当然免除と思っていたが、実はそうではなかった」ということにならないようにご注意下さい。
以上より、仮に①②③が全額免除の場合は、公立高校と同額、あるいは公立高校より割安となります。
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