こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方に届くことを願い、投稿させていただきます。
今回は脳のお話です。
動物にはそれぞれ脳が備わっており、呼吸をしたり、心臓を動かしたり、食べたものを消化器官で消化させるなど、
生きていくためにかかせない仕事をしています。
人間にも例外なく脳が備わっていますが、他の動物と違い、より複雑なはたらきをしています。
今回はそのうちの一つ「脳はなまけるのが好き」というお話をします。
我々の脳は新しいことを覚えたりいつもと違う行動をしようとすると「めんどくさい」という思考を呼び起こし
「恐怖」という感情を感じないようにする働きがあります。これを「自己防衛本能」といいます。
例えば初めてバンジージャンプをするときのことを想像してみてください。
やったことを無い人は恐らく「ロープが切れたらどうしよう」だとか「崖にぶつかったらどうなるだろう」
なんてことが頭をよぎるのではないでしょうか。
では、バンジージャンプを経験し、それが楽しい記憶として脳にインプットされた場合はいかがでしょう。
「急降下するときのスリルがたまらない!」「飛ぶ前の景色が最高!」なんて言う具合に楽しいイメージを
するのではないでしょうか。
脳の話に戻りますが、脳はいつものルーティーンを好みます。例えば朝起きて歯を磨いて朝食をとり徒歩で出かける。
もしその間に「隣人の飼っている犬の散歩」というやることが増えたらどうでしょう?すべての予定を組みなおして朝のルーティーンが変わってしまいますよね?
そういったときはっきり言って「めんどくさい」と感じさせ、極力やらなくていい方法や理由を探し出すのです。
勉強も同じだと思っています。「勉強」というワードに対して苦手意識やネガティブなイメージを持っていませんか?
もしそうだとしたら必ず「めんどくさい」という思考を呼び起こし、「恐怖」の感情を引き連れてきてしまいます。
勉強の本質とは「知らないことを知る機会」であり、得意不得意好き嫌いとは本来関連性はありません。
本来の脳は「できなかったことができるようになる」と快楽物質が出るようになっています。
新しいもの好きなんです。しかし、「いつもと違うことをするのが苦手」なんですね。
こういった矛盾から脳はなまけものと言えるんです。
人間の脳は全体の10%しか使っていないなんて話もありますから、本当に複雑で奥が深いです。
ありがとうございました。