教室ブログ

2022.08.26

【初めてのことにチャレンジするときのハードルは低くていいというおはなし】

人が何か新しいことにチャレンジする時というのはとても勇気のいることだと

思います。「本当にうまくいくのか」「失敗したらどうしよう」「失敗したら周りに恥ずかしい」など。

考えがよぎってしまうと思います。

 

新しいことというのは、自分がまだ見たことのない領域、経験したことのない

不安や恐れが絶対に付きまといます。

 

その思考はあって当たり前だということです。人には「自己防衛本能」が宿っています。

その本能は、古来より「寒い冬を越せずに死んでしまったらどうしよう」「獰猛な野生動物が襲ってきたらどうしよう」と思う、生きながらえるための本能です。その不安や恐れがあるから対策を練ることが出来ます。そしてその本能は現代の私たち人間にも残っています。

 

つまり、人間とは「不安がる動物」ということなんですね。

未体験の領域に足を踏み出す時の思考は自分の身を守るためのネガティブな

思考ということになります。

 

話を戻しますが、チャレンジするときのハードルについて。

そのハードルは出来るだけ低く設定してください。

今思いつく、手足が届く範囲の事をするだけでいいということです。

 

例えば車の教習所に通い始めるとします。座学ではハンドルの回転数やアクセルブレーキの位置の確認、シフトレバーの操作の仕方。実地練習だと、どの程度踏み込んだらどの程度スピードが出るのか、ハンドル操作の感覚、S字カーブとクランクの曲がり方等、免許所持者が当たり前にできることを、通いたての教習生は新しい知識と感覚を身につけていきます。

 

教習所に通いだして初日に「高速道路を走れ!」と言われても怖くて恐ろしくて

出来ませんよね?一日でやめてしまいます。

 

つまり、出来ることから始めた場合、徐々に次のハードル次のハードルと

ちょうどいい高さのハードルがおのずと見えてくる、ということです。

 

この「徐々に」ということが大切でありまして、1つハードルをクリアするとその次の課題を「脳」が探し出します。

人の意見や経験者のアドバイスを参考にし過ぎてしまうと問題を「必要以上に大きく捉えて」しまいます。

一見すると大したことがない問題でも「何か大事のような気がする」と脳が勘違いするんです。

これが、人が新しいことにチャレンジするときに躓いてしまうメカニズムなんですね。

 

人の意見や経験者のアドバイスを鵜呑みにしろという話ではありません。

「周りの意見は分かったけど、私は今ここから始めるんだ」と自分に言ってあげてください。

あなたに「今必要な事」だけを見つめてください。一歩踏み出す、それ自体が偉大なことです。

そして、「何か大きなことからやった方がいい気がする」という思考。

「〇〇するべき」「〇〇しなければならない」という思考。

それは全部ゴミ箱にポイしてください。必要ありません。

 

そして、失敗はつきものだと思ってください。一見失敗に見えるかもしれませんが、

「そのことが違うということを学んだ」んです。それは失敗でも何でもありません。

学びです。

 

人間というのはチャレンジの連続が生んだ歴史です。

ライト兄弟も飛行機を作っては壊し、改良しては壊し、また作り直し成功したんです。

世間が評価するその「失敗」が無かったら、現代のような世界の流通や旅行は成し得ていないということです。本人たちは失敗とは思っていなかったでしょう。「そのことが違うということを学んだ」と解釈していたはずです。

 

失敗は怖いです。「失敗を恐れるな」というのは土台無理な話です。本能ですからね。

人間の脳は「恐れ・不安がる」ように作られています。

 

だからこそ最初のハードルは低くていいんです。後のことはその時考えればいいです。

まずはやってみる、違ったら引き返す、でもまた違う方法でやってみる。トライ&エラーを繰り返してください。それだけで十分加速しますから。

 

ありがとうございました。

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