こんにちは!いつもご覧くださりありがとうございます。
当ブログが一人でも多くの方の目に届くことを願い、本日も投稿させていただきます。
人間が新しいことを習ったり覚えたりするとき、人からアドバイスなんかを聞いて覚えることもありますし、
人の行動を見て学ぶこともあります。図書館に行って知りたいことを調べて「なるほど、こういうことか」
といった形で学ぶこともあります。今の時代だと、インターネットで調べるという方法もありますね。
しかし、こういった行動をしない(興味がない)人は、体で覚えるしかないんです。
よく、大工さんのような職人さんが「体で覚える」と耳にすることもありますが、
職人さんは「目で見て技を盗む。師匠に言葉で教わり、忠実に実行する」ということを実際はしています。
ところで、こういった人のアドバイスも聞かない、自分で調べて学ぼうとしない人。
こういった人は「体で覚える」ことになります。
あるフレンチのレストランがありました。そこの店主さんは過去に有名なホテルのシェフをした経験がありました。
ホールでお料理を提供しているのは奥さんです。ご主人に「今はホテル業界も大変だから一緒にレストランを開こう」
と言われ、初めてサービス業を経験するそうです。
その奥さんは接客サービスを行っているにもかかわらずムスッとした表情でお客様の前に出ます。
店主に「このお店は新しくできたお店ですか?」と聞くと、ハイと答え「うちは腕一本で頑張ってるんです。」
といいました。
しかし、お料理はというと特別美味しいわけでもない。
奥様は相変わらずムスッとした態度を取り、声を掛けないと水も注ぎに来てくれません。
お客さんは親切に「こんな接客をしていたらだめだよ」とアドバイスしたかったのですが、
店主も奥様も聞く耳を持つ雰囲気ではありません。
この店主や奥様の様な人が、体で覚えているということなんです。
有名なホテルの元シェフという経験は素晴らしいのですが、独立して店を開業したならその業界では
「見習いの1年生」なんです。町場のレストランでも美味しいフレンチを提供しているお店は五万とあります。
そのことを自覚しないで人のアドバイスも聞かない、自分で他店の味や素晴らしい接客サービスを見習おうともしない。
最初は物珍しさから新規のお客様が来るでしょう。しかし、お店というのはリピーターが居ないと
経営は回りません。やがて、このままじゃまずいと思うようになります。
体で覚えるというのは「このままではまずい」ということを気付く作業になります。
実際の仕事に関しては何のスキルも身についていません。
いよいよそのことに気づいたとき、取り返しが付けばいいのですが、そうならない場合、後悔先に立たずですね。
こうならないためにも、成功した人の話やアドバイスを聞きましょう。本を読みましょう。
間違っていることに気づかず、間違った方向の努力は自分を苦しめるだけです。
そして、苦しんで苦しんでその先に成功があるわけではありません。
お釈迦様は言いました「難行苦行は無駄である」そのことを体で覚え、悟りました。
今向いている方向をちょっと変える。昨日と同じことを今日もしていたら、明日も同じ日が来ます。
「ん?何か違うな。頑張ってるのに苦しい気がする」という心の声を見逃がさないでください。
それに気づけたとき、人生とはかくも簡単に成功の道へと進みだします。
ありがとうございました。