こんにちは、個別指導Wam藤の木校です。
4月以降徐々に収束していくかと思われた新型コロナウイルスでしたが、第7波の影響は今日にも拡大していますね。学生さんは夏休み・働いている方々もお盆休みと行楽シーズンですが、感染対策は欠かせません。筆者も手指消毒やマスクの着用は欠かさず外出をしています。
もっとも、最近は感染者は多いものの、コロナ対策がもう生活の中に溶け込んでいて、首都圏ではマスクをしていない方もちらほら見受けられます。良い面としては飲食店やスーパーに非接触体温計や消毒液が確実に配置されている点やオンライン○○などコロナウイルス流行以前よりも様々な面で豊かな生活を送ることが出来る点では技術の進歩に非常に感謝しています。
依然世間を騒がす新型コロナウイルスのパンデミック。そういえば、新型コロナより前は「アウトブレイク」と言われていました。「アウトブレイク」と「パンデミック」、どう違うのでしょう。
感染症の流行は段階的に広がりますが、最初に起こるのが「アウトブレイク(outbreak)」です。これは、特定の区域や特定の集団において通常予測される以上に感染症の症例数が増加していることを意味します。院内感染による感染爆発もアウトブレイクとみなされるので、「院内アウトブレイク」と呼ばれることもあります。
一方、感染症が広い地域に拡大し、国境を越えて複数の国や大陸に拡散・同時流行した状態が「パンデミック(pandemic)」です。「感染爆発」と訳されることもあります。パンデミックはギリシャ語の「パンデミア」を語源としていて、パンは「すべて」、デミアは「人々」を意味しています。
「アウトブレイク」と「パンデミック」は重症度や感染者数などで決まるわけではなく、その感染症がどの程度拡散しているかという地理的な意味合いが強いのだそうです。今の第7波がよい例ですね。
関連する言葉として「インフェクション(infection)」を覚えておくとよいでしょう。「空気感染、伝染病、感染症」といった意味です。
英語の長文問題で「outbreak」「pandemic」ときて、さらにこの「infection」がきたら、ほぼ間違いなくコロナの話題とみてよいでしょう。
英作文で使う場合も、この「アウトブレイク」と「パンデミック」の違いを認識しておけば安心できるかと思います。
なお、outbreakをひっくり返した形のbreak outは「突発的に起こる、勃発する、発生する」などの意味です。こうした英熟語は共通入試では長文内にひょっこり出題されることも。こうした印象に残りやすい機会にぜひチェックしておいてください。break outは「歓声が上がる」などの良いことが起こる場合にも使えます。
よい機会ですので「病気」の英語について触れておきましょう。「病気」の英語には「disease」「illness」「sickness」といくつもありますが、それらはどう違うんでしょうか。
まずillnessとdiseaseですが、どちらも一般的な病気を指します。illnessの方がよくある表現で、健康状態が悪いことに使われる一方、diseaseは例えば心臓や腎臓などの身体の器官がうまく機能しない病気に使われることが多いようです。
sicknessは、病気だという気持ち、心の状態です。実際に病気でなくても使えるため、乗り物酔い(motion sickness)などの体調の悪さに対しても使われます。
留学や海外旅行の際に体調不良を伝えることは自分の命を守ることに繋がります。英語学習では優先して覚えておくといいかもしれません。
個別指導WAM藤の木校では換気や手指消毒、検温などの感染症対策を継続して行っています。また定期的に教室内の消毒作業も実施しています。コロナウイルスの時代であっても、日々の学習は欠かせません。生徒の皆さんの自習サポートをはじめ講師一同で成績アップを支えていきたいと思います。
<参考>
意外と知らない「パンデミック」の定義とは?
https://sp-jp.fujifilm.com/future-clip/reading_keywords/vol37.html
infection とは
https://dictionary.goo.ne.jp/word/en/infection/
病気のdisease / illness / sickness / disorderの違い