こんにちは。個別指導WAM和歌山駅前校です。8月に入りました。この夏も多くの高校生に来てもらうことになりました。生徒たちを見ていてもやはり英文法を早いうちに体得することは大事だと痛感します。
さて、今日も高校英語のワンポイントアドバイスです。長文読解でも大事な倒置について確認しておきましょう。
◎ 倒置のパターン
倒置が起こる原因には、強調のためや情報構造による配列などがありますが、まずはどういったケースで倒置が起こるか、4つのパターンを例文を見ながら確認していきましょう。
1、副詞(句)を文頭に置く場合
「倒置」は主語(S)と述語動詞(V)の語順が逆になり「V+S」の語順になります。まずは運動の方向や場所などを表す副詞(句)を文頭に置き「副詞+V+S」の形にする倒置を紹介します。ただし、主語が代名詞の場合には倒置は起こらず「副詞+S+V」となることは注意してください。
Into the water jumped the boy with a splash.
その少年は水の中へザブンと飛び込んだ。
Under the road run pipes for gas and water.
道路の下にはガス管と水道管が通っている。
Away flew the bird.
その鳥はさっと飛び去った。
On the top of the hill stood an old castle.
丘の頂上に古い城が立っていた。
次に倒置のパターンで否定語を文頭に置く場合です。これはもっともよく目にする形でしょう。
2、否定語を文頭におく場合
否定的な意味の言葉を文頭に置き「否定語+V+S」の語順で強調する場合です。現在・過去の一般動詞を含む文では「否定語+do(does・did)+主語+動詞」の語順になります。
No sooner had she left the room than they began to speak ill of her.
彼女が部屋を出るとすぐに彼らは彼女の悪口を言い始めた。
Never have I seen such a crowd in my life.
私はこんなに大勢の人を生まれてこのかた見たことがない。
Not a bottle did they leave behind.
彼らはビン1本も後に残さなかった。
Little did I dream that I would get the first prize in this contest.
このコンテストで優勝するなんて夢にも思わなかった。
次回はこれら以外のパターンを見ていきましょう。
本日は以上となります。