<共通テスト2022英語 分析コメント④>
<リスニング>
共通テストのリスニングレベルは、
CEFR(セファール)でいうところの、
A1~B1レベル≒英検準2~2級レベル。
語学の特性として当然ですが、
リーディング同様、
リスニングでの高得点奪取のをねらうなら、
ある程度の「時間」と「反復」が必要、
一朝一夕ではムリです。
ポイント①
リスニング学習は日頃から随時
英語の4技能(読む、聞く、書く、話す)を
分けて学習しない。
語彙・読解の学習の際には、
常に「リスニング」「音読」を
並行して行うこと。
単語帳・熟語帳・長文読解問題集は、
必ず音声データがついているものを選ぶこと。
その上で、共通テストの過去問、
共通テストの予想問題(模擬試験)に
多く触れれば、
少なくとも80%以上の得点は可能です。
ポイント②
読解力≒リスニング力
読める能力以上には聞けない、話せない。
リスニング力を身に着けたいからこそ、
リーディングの学習を強化すること。
すなわち、前述の通り、
1つでも多くの英文に毎日触れること。
ポイント③
発音出来ない音は聞き取れない
当然ですが、
正しく発音出来ない音は聞き取れません。
上述のように、
語彙の学習の際は、音声付のものを使い、
意味やスペリングのみならず、「聞き」、
「実際に声に出して発音してみる」、
この2つのトレーニングを疎かにしないこと。
×「アルコール」 ○「アルコホール」、
×「ビタミン」 ○「バイタミン」、
など、日本語のイメージと実際の発音が
異なる単語には特に注意が必要です。
ポイント④
気持ちの切り替え
ひとつの問題で自信がなくても、
それをぐずぐず引きずっていれば、
次にも影響が出て共倒れしてしまいます。
完璧主義は捨てて、
次の問題の音声が流れ出したら、
勇気を持って気持ちを切り替えること。
ポイント⑤
設問の先読み
第3問以降は1回しか読まれません。
音声が流れる前に、
出来る限り設問を先読みし、
事前に何が問われのかの情報を掴み、
それを「探す」つもりで
リスニングに臨むこと。
その意味ではリーディングと同じです。
【おすすめ問題集】
・きめる!共通テスト
・全レベル別問題集 リスニング
・英検2級 リスニング
・共通テスト過去問
・共通テスト予想問題集
(模擬試験、実践問題集)
追記
アカデミックな内容の第5問が
いちばん難しいです。
第6問は、参加メンバーが、
その議論のテーマに
賛成の立場か反対の立場かを、
おおまかにつかめればよいので、
最終問題だが意外と恐れるに足りません。
出来れば比較的容易な
第1問~第4問で1~2問ミス、
最難関の第5問で1~2問ミス、
第6問で1問ミス、
合計5~6問ミス、で乗り切って、
なんとか80%以上突破を期したいです。
最低80%ラインをクリア出来れば、
難関国公立でも、
大きく足を引っ張りはしません。
しかしそのためには、
何度も繰り返しますが、
日頃からの継続した学習が肝要、
付け焼刃では厳しいです。