教室ブログ

2022.07.23

エモいわれぬ

こんにちは。WAM婦中校の車です。

 

私ももう若者と言える年齢ではないので、生徒のみなさんと話をしていると世代の違いを感じることは多々あります。
芸能や漫画やゲームなどは流行の移り変わりが早いのでもちろんですが、使う言葉にも違いを感じることは多いです。

 

仕事柄、若い世代の人と話をすることは沢山あるので、自分が十代の頃には無かった言葉を耳にして覚えることだけはできるのですが、それを自然体で自分のものにできるか?はまた別の話です。
勉強でも、先生から説明を受ける分には大体理解できるけど、自分の言葉で説明しなさいと言われると難しいということはよくありますよね。それと同じような感じです。
「自分はこの言葉を若者と同じ土俵で使えるのか?」「不自然に聞こえないだろうか?」など、自意識過剰な性分もありついついためらってしまいます。

 

先日、国語のワークを解いていた自習生が、「えもいわれぬ」という言葉を見て「え、エモい?」と口にしたのを聞いて、ある種のショックを受けました。
「エモい」という言葉は知っていますし、耳にして受け入れることはできるのですが、「えもいわれぬ」という文字列を見て真っ先に「エモい」を浮かべる感性を自分は絶対的に持っていないと気付いたのです。
新しい言葉を学習することは大人になってからでもできますが、本当の意味で吸収できるのはやはり20歳くらいになるまでが一つの限界なのかもしれないと思った今日この頃です。

 

やはり語彙力をつけるのは若い内が最適ということなのでしょう。

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