受験というのは、人間の特に成人前の子どもたちの知性や能力を評価
するために取りいれた社会システムの一つです。
このシステムに、「むく子」と「向かない子」がいます。
たとえば、「むく子」はこういう子だそうです。
①負けず嫌いで、常に勝ち負けや順位を気にする子
②プライドが高い子
③ランク付けを自分の励みにできる子
④先生に言われたことを「そういうものだ」と聞くことができる子
⑤システムに順応する力が高い子。
一方、受験に「むかない子」は次のようなタイプだそうです。
①勝ち負けや順位を気にしない子
②いくら「勉強しなさい」と言われてもやらない子
③「勉強しないと将来困るぞ!」という脅しが全く聞かない子
④大人の言うことをうのみにしない子
⑤自分の頭で考えて納得しないとやらない子
⑥「どうして?」「なぜ?」という質問をしてくる子。
別にどちらがいいと言っているわけではありません。
ただ、傾向として、
「むく子」は親や先生から褒められることが多く、
「むかない子」は叱られることが多い。
「むかない子たちは決して問題があったり、劣っている子ではなく、
むしろ進化した子であり、底力のある子。
この子たちに今の教育システムがついてこれないだけ。」
つまり、「なんでそうなるのですか?」
とか「どうしてそうなっているのですか?」
という質問にいちいち対応する教育システムというか、
授業のあり方をこの国は導入していません。
だから、「むかない子」にとって授業はますます面白くなくなっていくし、
成績は下がっていく。
成績の順位が下のほうの彼らは、問題児扱いされたり、