中学3年生になると、公民を習います。
公民の中で初めの方に学習する憲法とは、
いったい誰に向けて書かれたものなのでしょうか?
それは、国家権力です。
国家のあらゆる権力を縛るために作られた法律が憲法です。
よく巷にあふれている?言い回しとして、
「Aくん、君は僕の人権を侵害している!」
というのは間違っていることになります。
なぜなら、私たち個人は憲法に違反することはできないからです。
憲法が国家権力に向けられたものだということは、
憲法に違反できるのは国家権力であるということになります。
これが憲法の基本的な考え方です。