皆さん、こんにちは!個別指導WAMの瀬尾です。
いよいよ、夏期講習の時期に入りました。
今日、高校3年生の塾生と、ある文章を読んでいたところ、素晴らしい一節がございましたので
ご紹介致します。
あまりに、二人で感動しましたので、原文そのまま記載させて戴きます。
題して、『素直に生きる』です。
逆境ーそれはその人に与えられた尊い試練であり、この境涯に鍛えられてきた人はまことに強靭である。
古来、偉大なる人は、逆境に揉まれながらも、不屈の精神で生き抜いた経験を数多く持っている。
まことに逆境は尊い。だが、これを尊ぶあまりに、これにとらわれ、逆境でなければ人間が完成しないと
思い込むことは、一種の偏見ではなかろうか?
逆境は尊い。しかしまた順境も尊い。要は逆境であれ、順境であれ、
その与えられた境涯に素直に生きることである。謙虚の心を忘れぬことである。
素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚れを生む。
逆境、順境そのいずれも問わぬ。それはその時のその人に与えられた一つの運命である。
ただその境涯に素直に生きるのが良い。
素直さは人を強くし正しく聡明にする。逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、
その道程は異なっても、同じ強さと正しさを持つ。
お互いに、とらわれることなく、甘えることなく、素直にその境涯に生きてゆきたいものである。