みなさんこんにちは。個別指導WAM高見校の星野です。
突然ですが、最近ちょっと悩みがあります。
それは「小学生や中学生に、どうやって英単語を覚えてもらうか?」
という事です。
例えば高校生であれば、学校で単語集を与えられ、それを覚えるというのが定番かと思います。けれども、単語自体の覚え方は、その単語集によって様々だと思います。
その方法は、音声を聞いて、自分で発音して、手で書いて、目で読んでと、いわゆる4技法をつかって覚えますが、その覚えるための文が様々あります。ある単語集は1つの文の中で、別の単語集はある程度のかたまりの文章の中で、また別の単語集はミニマムフレーズで・・・文章の内容に沿って、英単語の意味を覚えやすくするというものが主流というか、現在では王道と言えると思います。
少し例を挙げていきましょう。
1:ミニマムフレーズを覚える
take summer vacation. 「夏休みを取る」
takeなど多く意味を持ち使われる単語は、何度か出てきます。
ここではこの1フレーズでsummer:夏 vacation:休み 2語合わせて「夏休み」と覚えられ、vacationをholidayに変えた用法など、とにかく短い単語の羅列で多くの単語や意味、用法を覚えます。
2:1つの文の中で覚える
I always take care of my dog before going to school.
「私はいつも学校に行く前に犬の世話をする。」
副詞のalwaysを動詞の前に持ってきてtakeはtake care of ~: ~の世話をするという熟語として覚えます。習うレベルによっては、beforeやschoolの意味も覚える事になります。
3:ある程度のかたまりの文章の中で覚える
これは・・・すみません。ちょっと英文は省略させていただきます^^;日本語で考えると、1段落や、1つの意味段落単位で覚える方法です。
これで1や2にはない、文章の「分野」が出てきて、その分野の単語や熟語を、文章中で無理なく覚えられます。
1や2は、実際に売れ筋の単語集で採用されていて「覚える労力のコスパ」が良いと言われています。
3は、それに比べると少しコスパが悪そうですが、文章に流れがあるので通読しやすいというメリットがありますし、少し難しい構文などの用法も盛り込まれる事もあります。
いずれの方法でも「文の中での使い方が重要」という事になりますが、英語を習い始めてからの年数が短い小中学生ほど、3で覚えていくのは少し難しいと思えます。
結局、結論は出ないのですが、その生徒さんがどれを気に入るか、どれが読みやすいかを重視して、英単語⇔日本語の1対1対応の覚え方は、できるだけ避けたいところだと思います。
個人的には、自分が高校生の頃「速読英単語」(Z会出版)が出て、長めの文章を丸ごと読んで暗記して読んでいくという方法に衝撃を受けて、その方法が好きです^^