こんにちは。 個別指導Wam藤の木校です。
中間テストが終わってほっとしたのも束の間、もうすぐ期末テストですね。皆さん勉強は進んでいるでしょうか。最近は日中暑くなってきて、涼しくなる夜が勉強にうってつけかもしれません。(かといって夜更かしはあまりよくありませんが)
夜勉強していると、今は水田のカエルが賑やかになっている時期ですね。関東出身の私は夜道端でゲコゲコと鳴き声が聞こえてくることに非常に驚いた記憶があります。
人によってはウルサイ!と思っているかもしれませんが。でもカエルはなぜ鳴くのでしょう?
動物が鳴くのは当たり前?考えてみてください。昼間にカエルの鳴き声が気になることはありますか?
夜に限って鳴くことには何の意味があるのでしょうか。
実は、ほとんどのカエルの種について鳴くのはオスだけです。オスのカエルの喉には鳴嚢(めいのう)と呼ばれる音を反響させるための器官があり、オスはメスを呼ぶために鳴きます。メスのカエルは同種のカエルの声を聞き、気に入ったカエルの近くにやってくるのです。また、夜に鳴くのは天敵であるカラスやカモに見つかりにくいからです。
カエルが鳴く時は一斉に鳴き出しますよね。これは一体が個別で鳴いてしまうと、天敵に見つかりやすくなるためだと言われています。
水田で元気よく鳴いているカエル。これは何て言う名のカエルでしょう?
答えは「ニホンアマガエル」。カエルといえばこのカエルを指すぐらい有名で、平野や低山の田んぼなどに棲んでいます。体長は2.0~4.5㎝ほどですから、小さくて可愛らしいと思うかもしれません。
「カエルは水辺に住むもの」と思われがちですが、ニホンアマガエルは実は樹上での生活に適応していて、水辺の植物の上や森林などに生息します。
春になると成体は水田や池などの止水域に集まり、オスが「クワックワックワッ」という甲高い鳴き方をするとメスがきて交尾します。卵は2~3日ほどで孵化し、1か月ほどかけてゆっくりとオタマジャクシからカエルの姿へ変態します。そして春から秋まで活動し、冬は温度差の少ない地中で冬眠します。オタマジャクシの期間は意外と短いのですね!?
ついでに主なカエルの鳴き声をみてみましょう。夜の勉強でひと息ついたとき、何種類聞こえるか、聴いてみてください。
ちなみに「シュレーゲルアオガエル」は外国発祥と思いきや立派な在来種、一方で「ウシガエル」は外来生物です。ややこしいですね。
カエルの鳴き声を集めたページがありますので、聴いてみてくださいね。
<カエルの鳴き声(五十音順)>
https://www.hitohaku.jp/material/l-material/frog/index1.html
近年、カエルを含む両生類全体が減少傾向にありますが、カエルはある程度乾燥に強いことから都市部等でも見かけられることもあり、今のところ普通種であり続けているようです。カエルの鳴き声はうるさいこともありますが、いなくなるのはさみしいですね。
このように、身近なことを「なぜだろう」と思って調べてみることが、受験においても求められるようになっています。大学入学共通テストでもそうですし、富山県の高校入試問題もかなり前からそうです。特に理科、社会、英語・・・今はWebですぐ調べられますしね。教科書に載っていることはもちろん大事ですが、少し“寄り道”する方が、長い目でみるとよいのかもしれません。ギリギリでテスト勉強に臨むより、“寄り道”も含めて余裕を持って取り組む方がよいのかもしれませんよ!?
WAM藤の木校では7月18日から夏期講習期間が始まります。塾生も講師も全員が気合を入れて臨む講習です。
1学期中間試験後の復習や前学年の復習を考えている方。夏休みだけ塾を考えている方。
2学期から全力で頑張りたい方をWAMは応援します。
無料の学習相談会を常時開催しておりますので是非お気軽にご相談ください!!
<参考>
https://kirakira-info.com/345.html カエルが夜中に一斉に鳴き出すのはなぜ?
https://biome.co.jp/biome_blog_073/ どうしてカエルは鳴くのか
https://www.hitohaku.jp/material/l-material/frog/zukan/nihonama.html ニホンアマガエル
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%A8%E3%83%AB ウィキペディア「ニホンアマガエル」