こんにちは。
Wam枚方校の堀野です。
国語の授業で物語文があるのですが
家庭学習でどう教えれば良いか
悩まれているお母さんが多いと思います。
そこで物語文のポイントをいくつかご紹介したいと思います。
物語は読みやすそうに思えますが、行間を読むのは簡単ではありません。
「常識」と「考察力」がないと解釈を間違えてしまいがちです。
低学年のうちから親子で物語文を読み、対話しながら話の解釈方法を教えたり、
考えさせたりする時間を作れると理想的です。
書かれている内容が理解できなければ、行間を読むどころではありません。
子どもたちは、理解できた部分、印象に残った部分に引っ張られて
話自体を自分流にねじ曲げてしまうことがあります。
最初の内は、全体の音読を聞かせた後、どんな話だったかの確認をしてほしいです。
その時のイメージを出来るだけ聞いて、間違っているようであれば修正するように
手ほどきしてあげてください。
難しい様であれば、最初は大人がイメージを伝えてあげて、
子供に物が立ちの内容を理解させてあげるようにしてほしいです。
読み聞かせ、一緒に音読、話の内容を正確に把握できるようにサポートしていきます。
話が分からなくなったら、手前に戻って情報を整理すれば良いことを教えます。
例えば登場人物が多くなり混乱してきたら、人物の把握のために一旦前に戻り
人物の相関を確認します。
誰の会話か分からなくなった場合も同じように、確認作業を実施します。
誤解したまま、もしくは勝手な思い込みをしたまま話を進めていくことが
良くありますので、情報を整理できるように、文章は前に戻って確かめながら読むものだと
いうことを植え付けていきます。
直接書かれていないことを解釈する問題として典型的なのが「心情」です。
「悲しい」「うれしい」などの「心情語」が書かれていなくても、
それを把握しなければいけません。そのためには、心情表現の約束事を教える必要があります。
たとえば、「顔が赤くなる」は、「恥ずかしい・照れくさい」「怒っている」「興奮している」
などの心情を表す表現ですね。こうした知識を、いろんな機会を通じてインプットしていきましょう。
ただし、前後の言葉や状況によって読み取りしないといけないいけません。
「先生のことを『お母さん』と呼んでしまって顔が赤くなった」のなら、「恥ずかしい」がふさわしいですね。
このような状況を教えながら、その都度確かめるとよいでしょう。
アニメやマンガでもよいのですが、「何を伝えたかったのかな」という問いかけをして、主題を考えさせてください。
子供の好きな漫画などでも良いですし、童話などでも良いと思います。
考えること自体に意味があるので、「友だちを大切にしなさいってことかな」といった、おおまかなとらえ方で十分です。
以上のような働きかけによって、子ども自らが問いを立て、考えながら読むようになってきます。
そうなれば大人は手を引いても大丈夫なはずです。子どもに合わせて無理なく少しずつ取り組んでみてください。
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