みなさんこんにちは。Wam婦中校の車です。
「竹取物語」をご存知でしょうか。平安時代に書かれた、日本最古の物語と言われている小説です。
昔から歴史でも国語でも出てくるので、知っている人が多いと思います。
以前国語の授業で竹取物語について解説していて、何気なく私が「かぐや姫は宇宙人だからね」というと生徒が妙にウケていたことがありました。
月からやって来た姫のイメージに宇宙人という言葉をあてるのは違和感があったのでしょうね。
それはそうと、かぐや姫の面白い所は、平安時代の人も宇宙人が地球にやってくる妄想をしていたんだなとわかる所だと思います。
大昔の作品ですし誰が書いたのかすらわからないので、なんだか遠い世界のことのようですが、今時の子供と大して変わらないことを考えていると思うと微笑ましいです。
私も6歳くらいのとき、通っていた幼稚園にサイヤ人が襲来する夢を見たのを覚えています。中学生のとき、もしも授業中にテロリストが教室に入ってきたらどうするかなどと考えていました。
そんな子供の夢や妄想と同じようなことを平安時代の人が小説に書いていたと思うと面白いものです。
私は古文が結構好きでしたが、古文を楽しむコツの1つは「昔の人も今の人と同じようなことを考えているな」といえるポイントを見つけることだと思っています。
全然自分とは無縁の世界のよくわからない文章と思わないことで、楽しめるようになるかもしれませんよ。