本日は中学入試 2022年度傾向分析(国語)についてです。
2022年度の中学入試では、難関校を中心に合格最低点があまり伸びなかった学校も多く見受けられました。
そういう意味ではやや難化傾向であるといえるでしょう。
ただし、難化傾向自体はそれほど深刻にとらえる必要はありません。
問題が難化すればみんながその問題を解けないわけですから、その教科が不得意な人にとっては有利に働くことになります。
また、今年難しかった場合はその翌年揺り戻しで易しくなることも多々あります。
過去問を解く際に、この年は難化傾向にあったということに気を付けておけば十分です。
教科を通じての入試傾向としては、高校で新学習指導要領が実施され、大学入学共通テストがスタートしたことで、中学入試においてもその影響を受けた出題が増加しているということが挙げられます。
たとえば、国語では2つの問題文が課され、より高度な読解力が問われる出題が増加しています。
算数では文章題の文章が長くなり、受験生がどれだけ考えたかという思考力を問う方向へとシフトしつつあります。
こうした傾向は今後も続くと考えたほうがよいでしょう。
次に教科ごとに詳しく2022年度の出題の特徴を述べていきます。
国語では上でも述べたように読む力がより問われる傾向が強くなっています。
最新科学用語や、経済・哲学などを扱った読みにくい問題文や、2つの問題文からの出題が増加しており、今後も増加が考えられます。
読みにくい問題文の場合、言葉の難しさ、問題内容に関する知識不足などで「わからない」と挫折してしまうことなく読みこなす読解力が要求されます。
また、2つの問題文が課される場合は、2つの文章の関係性に気を付けつつ読む必要があります。
こうした読解力をつけていくには、最初から難問に取り組むのではなく短くて良い文章を扱った問題を丁寧にこなしていくことです。
入試の形式に対応した問題に取り組むのは最後でかまいません。
また、選択肢問題では正解を1つだけではなく複数選ばせる複数選択問題が増加しています。
こうなると選択肢問題とはいえかなりの思考力が要求されます。
同時に記述問題も増えており、思考力をより重視する傾向が強まっています。
思考力を鍛えるためには、基礎的な問題に数多く取り組むことが出発点となります。
また記述力を付けていくうえでは、短い文章を要約したり、それに賛成もしくは反対する文章を書く練習をするなど、書くことに抵抗がなくなるような練習もしておくとよいでしょう。
なお、2022年度の国語の問題では最頻出作家と出題された作品は以下の通りでした。
問題文に採られる作家は多様化が進みつつありますが、参考にしてください。
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