みなさん こんにちは
高校のときの化学の先生は、とにかく厳しい先生でした。
あまりにも厳しいので、みんな嫌がっていました。
私も、怖い先生だなぁ~と思っていました。
しかし、授業は、厳しいながらも、きっちりとしていて、
とてもいい授業でした。
高校を卒業して半年後、
友人からの電話で、突然、先生の訃報に接しました。
あまりのできごとに、思わず大声を出してしまい、
それを脇で聞いていた両親からは、
最初は、何かふざけているのかと勘違いされて、
怒られてしましました。
先生は、ご自身がガンであることを隠しておられました。
担当した私たちを送り出すまでは、
最後まで授業をなさろうとしていたそうです。
全く気付きませんでした。
先生は、全くそのような素振りはお見せになりませんでした。
高校のことを振り返って、本当に感謝の気持ちしかありません。
今の私の化学の力は、全て先生のお陰だと、今でも思っています。
先生の授業を受けていなかったら、
モルを克服することもできず、化学を捨てていたでしょう。
教師というものは、こうありたいと、本当に思います。
教育に携わる者として、本当にお手本の先生でした。
私は、先生の足元にも及びません。
まだまだ、これから精進していきます。
中山校 渡辺