教室ブログ

2022.05.25

駅前校その56

こんにちは。和歌山駅前校です。

今日は高校英語について少し触れておきましょう。

 

英文を読んでいくときに現れる記号、カンマやダッシュやセミコロンの働きを知っているでしょうか。おそらく長文を読むのが苦手な高校生は適当に誤魔化していることが多いと思います。実は、それぞれ役割があって長文読解の際に、その働きを知っていれば大変な威力を発揮することを知っておいてほしいです。

 

カンマ

カンマの働きは①並列(andと同じ)、②挿入、③副詞節(句)と主節を区切る、④同格、⑤関係詞の継続用法、などがあり、他には主語が長すぎておかれるケースもあります。ここでは重要な②④の用法を見ていきましょう。

 

②挿入

⇒文中にカンマが2つあれば、その間をとばして前後をつなげてみる。うまくつながれば、カンマにはさまれた部分は挿入である。

⇒挿入は直前のことの注釈である。文法的には「全体で副詞」あるいは「前と同格」と考える。

 

The universe, people believed, went around the Earth. (人々は、宇宙が地球の周りを回っていると信じていた。)

Advances in medical science ,I think, will conquer AIDS and cancer.

(僕が思っているのは、医学の進歩はエイズや癌を克服するということだね。)

We must, if possible, have a dental checkup.    (できることなら、歯科検診を受けるべきだ。)

 

One such model is a large corporation arranging to have another company, often located in a different country, perform essential tasks.

(そうしたモデルの一つが、しばしば異なる国にある別の企業に、枢要な業務をするように取り決めている巨大企業である。)

Jupiter, the largest planet in the solar system, has sixty satellites or more.

太陽系最大の惑星である木星は六十以上の衛星を持っている。)

 

④同格

I met Mr. Date, Manager of Sales Department.  (営業課長の伊達さんに会った。)

Desertification is alarming environmental destruction, a phenomenon which threatens our life.

(砂漠化は、憂慮すべき環境破壊であり、私たちの生活を脅かす現象である。)

Visions of a 20-hour work week, a noble idea proposed by philosopher Bertrand Russell in the 1930’s, have never come to pass.

(週20時間労働制、これは1930年代に哲学者バートランド・ラッセルによって提示された崇高なアイデアであるが、その理想はいまだ実現には至っていない。)

 

The truth is that she spoke about her misfortune without any shame in order to cover up the other misfortune, the real one, that was burning in her insides.

(だが実を言うと、彼女が自分の不幸について、恥じらいもせずに話したのは、もう一つの不幸、彼女の心の奥底でなお炎を放っていた真の不幸を隠すためだった。)

 

 

それぞれ例文で働きを確認できたでしょうか。

本日は以上です。

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