地域のみなさんこんばんは
個別指導wam八戸ノ里校の金田です
今回のお話は実際にスポーツ推薦目指していた生徒についてのお話をしようと思います
塾の仕事をするようになった3年目
中学2年生から新しく塾に通い始めた生徒がいました
その生徒は外部でサッカーを習っていて、中学2年生の時点でスポーツ推薦はほぼ確実であろうと言われていました
サッカーの練習はハードなものであり、高校も推薦がほぼ保障されている状態でしたので
当然のごとく勉強に対する危機感はなく、どこか余裕をもったまま中学3年生になりました
その当時の偏差値は40前半ほどでお世辞にも賢い生徒とは言えませんでしたが
ぼくとしては一生懸命頑張っているものがあるなら仕方ないと考えていました
そのまま月日は流れ
中学3年生の10月
一本の電話が鳴ります
「先生、試合で股関節骨折した」
スポーツ推薦は公開練習に参加する必要があり、骨折した時点で推薦は不可能になるそうです
合格が保障されている状態から、たった一度のケガですべてが帳消しになりました
その時彼が目指していた学校は偏差値60ほどある難関校です
10月からじゃ到底追いつきません
それでも彼はあきらめませんでした
志望校は3教科受験だったこともあり、学校を欠席し、朝から塾に通いました
できるまで家に帰すことはせず、一番長い日で19時間塾にいることもありました
毎日毎日を無駄にせず一生懸命に勉強をし、
受験日直前
ついに、何とか過去問で合格点を取れるようになりました
結果はどうなったですかって?
きっと小説ならば劇的な逆転があったのかも知れません
しかし、数学で小さなケアレスミスがあり、大きな失点があり不合格となりました
学力自体は見違えるほど上がっていましたので
その後、公立で中堅の高校に進学しました
学校の先生は彼の成績の上がり方をほとんど見れていないので
学校の先生に志望校を落とすように交渉されたのが今でもいい思い出です
以上、スポーツ推薦を目指した生徒のお話でした
スポーツ推薦を目指す子のうちケガをして推薦をなくす生徒はレアケースだと思います
ですが、あってからでは遅いんです
もし、彼に中2のころから頑張らせることができていたなら
例えケガをしても志望校には受かっていたでしょう
受験は一生に何度もあるものではありません
後悔しないような学生生活をおくっていただければと思います