みなさま こんにちは
個別指導Wam近江八幡校の古賀です。
本日は少し教育についてお話をさせていただきます。
みなさん「ゆとり世代」についてはご存じでしょうか?
少し前にドラマにもなりましたし、ご存じの方が多いと思います。
ただ、そもそもゆとり教育が始まった経緯はご存じでしょうか?
ゆとり教育が始まる前
社会人なりたての世代について「マニュアル人間」と言われていました。
理由として指示されたことしか仕事しない、自分で考えない。主体性がない。
全員が全員とは言いませんが、そういう方が多かったそうです。
そのため、文科省は次のように学習を変更しました。
①学習範囲をしぼることで子どもの負担の減少
②自主的な学習の時間の増加(土曜日休日化、総合的な学習の時間の導入)。
これがゆとり教育の始まりです。
しかし、ノウハウをしっかり教えられないまま学校現場におろされたので、
現場任せのこの取り組みは、結果として、学力低下や学力格差の拡大につながってしまいました。
さて、現代に話は戻ります。
おそらく今後「コロナ世代」といわれるお子さまたち。
ゆとり世代との共通点がいくつかあります。
①学習量の低下(意図的ではないが、学校の授業が確保できない)
②自主的な学習の時間の増加(自宅学習やタブレットを使用した授業の導入)
③受験生の学力低下の懸念
ここまで見たときに皆さんに質問です
「ゆとり世代」「コロナ世代」学力低下が懸念されている世代ですが、学力が上がらないのは子どもたちが悪いのでしょうか?
いいえ、違います。
これは大人の責任です。
「ゆとり教育」について反省すべき点があっても「ゆとり世代」を失敗・悪いというのは当時の大人の責任逃れです。
本来「ゆとり」とは「なまける」という意味ではありません。
当時はゆとり世代の子どもに対して「勉強量が減ってよかったね/かわいそう」と言われていました。
社会人になれば小さい失敗でも「これだからゆとりは」と責められるようになりました。
今の子どもたちをの今後を想像してみましょう。
「コロナのせいで勉強ができなくてかわいそう」
そう思っている大人は少なくないでしょう。
しかし大人になったら?
小さい失敗に対して「これだからコロナ世代は」といわれる未来が見えます。
子どもたちは今を生きています。
大人の事情で勉学の機会をなくしたりふりまわしたりしていいはずがありません。
ましてや、生まれ育った環境を、個人を批判する言葉(道具)にしていいはずがありません。
どんな大人でも言います。
「あの時勉強しておけばよかった」と。
世代関係なく、勉強の大事さは大人になったからこそ痛感している人が多いのではないでしょうか。
だからこそ、次世代の勉強について必死に考え・伝えていく。指導していく。
それが大人の責任だと、私は思います。
だからこそ個別指導Wam近江八幡校では勉強の本質を指導させていただきます。
いつの時代でも、どんな環境でも、勉強の機会を奪わないために。
まだ見ぬ将来でも塾生の笑顔を守れるよう、これからも責任をもって講師一同指導させていただきます。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます。
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